jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ブログとはいいものだ--炎上も世の中の意見の1つなら政治家はもっと意見を出すべき

ブログを始めてもう5年になる。自分の日記を公開してどうするんだ,と最初は思っていた。日記というより,日々感じたことを言葉にして,それをまた自分でフォローして,自分の考えをまとめるという意味では,いいものだと思っている。

 ブログを仕事にしている人は大変だろう。名前を知られており,何万人ものフォロワーがいる中で,炎上しないように気をつける必要もある。自分のブログを他のSNSに引用されて炎上することもある。実は本音をなかなか書けていないのではないかと思う。

 政治家はさらに陰湿である。本音と建前を使い分けて生きている人たちなので,所属する党の意見と食い違う私見を述べるわけにはいかない。忸怩たる思いの人もいるはずである。

    どの政治家も、自分の理想とする主張を持っているはずである。でなければ政治家を目指すはずがない。しかし、政党に属するとその政党の考えが優先される。思わす本音が出て陳謝することになるが、果たして政党政治は民主的と言えるのかどうか怪しくなってくる。

    党の公認もなく、応援もない個人がグループをまとめ、世の中を動かす力を持たないだろう。しかし、そんなカリスマ性を持った人物が仮にいたとしても、政治はコストパフォーマンスの悪い仕事と思えるだろう。結局は,政治学や経済学,災害学などの大学教員という“専門家”になって,学界という象牙の塔,言ってみればバーチャルな研究の世界で人知れず研究し,学生や社会からは「先生,先生」と持ち上げられながら,論文を書くこと,そして時に書籍を出版したりして,成果と名前だけ残そうとする。あるいは,メディア人や評論家となって,批判ばかりをして,何の生産的な提案も行動もしない。政治家が時に,この“有識者”を集めて意見を聞く,という形で国民に対して「具体的な検討をしている」とアピールしているが,結局は,コロナ禍での「専門家会議」のように責任を押し付け,政策は実行しない,という形で終わる。

 そして“有識者”も自分の立場が崩れるのが怖いので,責任が取れないような発言はせず,当たり障りのないコメントしかしない。「そんなこと,素人でも言える」と,いつも突っ込みを入れているのは,筆者だけではないだろう。

 もっとも,フォロワーが何千人,何万人もいるカリスマブロガーになると,正直なところコメントするのが怖くなるときもあるのではないか。自分のコメントによって世の中のフォロワーが行動を起こしてしまったり,逆に失望して批判ブログが拡散してしまったりするのではないか。そうなると,もはや日記の域での語りができなくなるだろう。

 ただ,政治家には常に本音を語ってほしい。党の意見と違うなら,離党してでも自分の主張を発信してほしい。本当にその意見が正しいなら,そこにフォロワーが付き,国民も付いて行けるというものである。

 一方で明らかになったのが,宗教団体,特に海外の宗教団体とのつながりである。宗教という1つの教義があり,それが正しいと思うフォロワー(信者)がおり,そこで資金と選挙の票がまとめて集まるという,政治にとっては実に運営の楽な組織構造がある。この呪縛を逃れるのは容易ではないだろう。

 同じ“専門家”でも,経営の専門家,つまり企業を運営を取り仕切ってきた経営者なら,日本という国を運営して発展させるための具体的な方策を思いつくと思い,“経済新党”への期待--日本をもう一度奮い立たせるために,隠居している場合ではない - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/4/4)などのブログを書いた。筆者は,水素エネルギーと陸上養殖,植物工場が日本が世界に貢献できる産業であり,日本の経済復興のために集中と選択をするべきだ,とずっと主張している。そのために,現在トヨタ自動車会長の豊田章男氏には,ぜひ日本の先頭に立ってほしいと主張してきた。

 ところが,トヨタ,ホンダ,マツダ,スズキ,ヤマハ発動機という自動車業界での検査不正が一斉に発覚(トヨタ自動車 マツダ ヤマハ発動機 ホンダ スズキ “性能試験で不正” 国交省 出荷の一部停止を指示 | NHK | 自動車)。豊田会長による謝罪会見があるなど,結局はトヨタ自動車と言えども「社員一丸」「モノづくりへの誇り」といったものが徹底されていなかったことになる。カリスマすぎて,付いて行けなかった面もあるという話も聞く。この辺りのバランスも難しいところである。

 筆者のこのブログも,フォロワーの皆さんがどういう方なのか,まったく分からずに書いている。ブログのテーマにも書いてあるが,「批判ではなく提案をするのが生き甲斐です」としており,“専門家”や“評論家”,そしてメディアに参考になってもらいたいと思っている。しかし残念ながらそういういい拡散はできていない。逆に,炎上が怖いので,匿名でしかもコメント禁止で書き続けている。

 炎上も1つの意見交換の方法なのだが,残念ながら匿名での誹謗中傷や脅迫,さらにはリアルな傷害事件にまで発展するという低レベルな世の中になっている。そもそも,何でも自由に意見発信できるのが「言論の自由ではない」。便利なSNSだが,これを運営する側が,「匿名による誹謗中傷コメントを自動的に排除する仕組み」を作る必要があると思う。

 とにかく,インターネット社会になってから,インターネットの世界が法律の手の届かない領域になっている。このための規制の法律を作る必要があり,経営者や制作者を罰して封じ込めなければ,おそらく地球温暖化も止まらないし,人類が崩壊に向かうと思うのである。