jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

14,000ヵ所のポスター設置は意味あるのか--都知事選

東京都知事選挙で話題となったポスター掲示板ジャック。果たしてその看板の数がどれぐらいあるのか、調べてみた。各区に300ヵ所から500ヵ所あり、東京都全体で14,000ヵ所になるそうである。町丁目の数とほぼ同じなので,1つの町名に1枚,という感じになるかと思われる。

    各区の選挙管理委員会が管理、設置するのだろう。どれも同じ配置と番号付けがされていることからすると、東京都の選挙管理委員会がまとめて発注し、各区、各市に送って設置させていると思われる。56人という想定外の立候補者数だが、前回の倍ということで、新規発注になると思われる。

    この正規の掲示板発注にしても、どれだけのコストが掛かっているのだろう。仮に1枚1万円掛かったとして140万円。さらにその設置のための人件費や器具なども掛かる。

 今回は,48人のポスターを貼れる掲示板が用意されたが,足りない8人分としてクリアファイルと画鋲が配布されたという。

 掲示板の番号は,立候補の届け出順が一般的だが,その番号の並びは不規則になるようにされているという。もし,主要候補が何らかの理由で届け出が遅れ,後半の8人の中に入っていた場合,どういう対応が取られるのだろうか。主要候補に,クリアファイルと画鋲を渡すのだろうか。

 そういう意味では,ちょうど規格サイズの板を追加して対応した方が良かったのではないだろうか。各自治体が板を手配し,ボランティアで設置する。ベースとなる8人分の枠は,大判プリンターで出力できるようにし,プリントアウトして貼り付ける,という作業が2日もあればできたのではないかと思うのである。でないと,クリアファイル候補にとっては不利だと思われるからである。

 さらに言えば,パネルの上の方,中央,下の方を見たとき,一番上のポスターは見にくく感じる。公平を期したつもりだが,どうも公平性が疑われる。

 どうせ,選挙公報を各家に配布するのであれば,街中のポスターはもはや過去のもののようにも思える。選挙Webのページで閲覧できるだけでもいいのではないかと思ったりする。