jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

PCR検査つき「Go To トラベル」ツアーに1票

2020年9月18日,「Go To トラベル」に東京発,東京着のツアーが追加になる。旅行会社も,いろいろなツアー商品を企画しているが,筆者が注目したのが,「PCR検査つき」ツアーである。ツアーを申し込むと,唾液採取用の試験管が渡され,これを送って検査してもらうのである。

 そもそも,移動自粛が言われていたころは,他県から県内に入ってきた人は,ご近所さんの家族でもヒンシュクを買っていた。まして,他人が県内に入ってくると,クルマにいたずらをされたり,張り紙をされたりと被害を受けていた。

 観光客には来てお金を落としてほしい。でもウイルスは持ち込まないでほしい。そういう葛藤の中で起こった事件である。「ウイルスを持っていない」ことを証明するには,PCR検査を受けて陰性であることを示せればいいが,症状がない場合,検査は自費で2万5000円~3万円ほどかかる。どうしても仕事で移動しなければならないような場合以外,自腹で出せる額ではない。

 PCR検査付きツアーは,旅行費に検査費を上積みした上で,キャンペーンの割引を受けられるようにしたものである。たとえばツアーが半額になるとすると,PCR検査も半額の1万2500円~1万5000円を上積みすればいいことになる。敷居が一気に下がる。

 正直,マスクにフェイスシールド,ソーシャルディスタンシングを遵守していても,自分が新型コロナウイルスに感染していないという保証がないので,自分に自信が持てない状態である。といって,自腹で検査するほどのモチベーションがない。

 しかし,他県に旅行に行く際,自身の感染していないということを知ることで,旅先でも自信を持って行動できる。観光による経済復興にも一役買うことができるし,自身のリフレッシュにもなる。よく考えたものである。

 たとえば,医療保険の勧誘時にPCR検査特典付き商品はどうだろう。契約時,また年1回の検査特典があると,商品として売りやすいのではないだろうか。コンサートチケットも,販売時にPCR検査特典を付けて,コンサート当日までに検査結果を持って参加することを前提にすれば,会場内である程度の密状態でもお互いに感染の可能性を低くでき,これまでと近い状態で開催できるのではないだろうか。

 トラベルキャンペーンは,政府の肝入りで始まったので,補助金が出るため,商品化しやすいだろう。組み合わせの工夫に期待したい。