jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

3D+AI 顔認識への挑戦

マスク生活が半年以上続いている。街を歩けば、ほぼすべての人がマスクを着用している。それでも、世界のお手本国である日本でも毎日1000人近い新規感染確認者が出ている。空気感染よりも接触感染の割合が多いのではないか、という筆者の分析である。

  ただでさえ、人の顔と名前が覚えられない筆者は、このマスクのためにさらに相手の認識が困難になっている。歩き方や一緒に歩いている人、さらには連れているペットから総合的に判定している。

 ここのところ急速に進歩した顔認証システムは、このマスク顔をうまく認識できるのだろうか、と心配になる。空港の税関では、マスクを外すことが指示できるだろうが、街中では難しい。防犯カメラも、ほとんど役に立たなくなっているのではないか。

 ここは2つのAIの必要がありそうだ。

1つは、人の周辺の情報も総合して判断する認証システムである。家の来訪者が悪意のない人かどうかが判断できることが望ましい。昨今のアポ電話強盗やオレオレ詐欺なども、事前にアラートが出せるといい。

 もう1つが、マスクをしている状態での顔認証システムである。目の周辺に集中的にフォーカスして情報収集するほか、顔全体の3D情報も収集して個人認証する。どれほど多くの情報が必要かわからない。さらに、メガネを掛けた状態も必要である。とても人間では判断できなくなっているのではないか。

 そもそも、個人を特定するためのマイナンバーにしても、申請側からのたった1枚の写真だけで個人認証しようとしているが、これこそおかしいのではないか。犯罪者の撮影では、横顔も撮るが、今の技術ではステレオ撮影して3D情報を記録したほうがいいのではないか。また、「ウィズ コロナ」と言われる新型コロナウイルスとの共存社会では、マスク付きでの認証用の情報も必要である。

 運転免許証もデジタル化しようという話が出ている。少なくとも運転免許を持っている人は、この3D認証の情報収集をすることを提案したい。これによって、犯罪の発生の抑制と検挙率の大幅な向上が期待できると思う。

 もっとも、その先には瞳の光彩認識やDNA 登録といった仕組みもいずれ必要なのかもしれない。悲しい世の中が来ないことを祈るばかりである。