jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ラスト・ワンマイルの詰めが甘い日本の新型コロナウイルス撲滅作戦

「Go Toトラベル」が経済効果を上げているという。筆者は臆病なのでまだ参加できないが,旅行やイベント,コンサートなどが生活習慣になっている方も多いようで,経済復活に貢献されている。

 実際,施設側もお客側も半年前とはまったく意識が変化しているのを感じる。ほぼあらゆる施設が,入場時の体温チェック,アルコールによる手指消毒を指示し,席間隔を空け,透明なパーティションを設置し,お客の入れ替えごとにアルコールによる拭き取り,電子決済の継続的な導入などが当たり前になってきた。

 またお客側も,マスク着用,大声の自粛,テラス席の利用などに積極的に協力している。マスク着用に至っては,日本ばかりか世界中の日常がマスク着用に完全にシフトしたのには驚きである。

 世界中の施設側もお客側も,同じような対策を進めているのにも関わらず,欧米での感染拡大がなかなか収束しないのは,感染拡大のタイミングでうまく対策ができなかったことや,第一波での感染者の母数が抑えきれなかったところでの経済対策との両立の難しさがあったこと,アジアから欧州に広がった際のウイルスの遺伝子変異,そしてまだ国民の意識の甘さが残っているからかもしれない。

 それでも,日本も一般国民の意識に少し緩みが出てきているのを感じる。Go To系で人の移動が増え,街中に人があふれるようになった。マスクや手消毒,ソーシャルディスタンシングがあってなお日本の感染確認者数が終息しないのはなぜなのだろうか。

 現在の感染確認者のうち,半数は病院での感染だが,残り半分は20代を中心とした若い人の感染である。特に,大学のクラブ活動や学生寮でのクラスター化が一向に減らない。また,飲食街での感染も続いている。

 要は,お酒というアルコールが介在することで,あと一息というところでの感染撲滅ができないということではないかと考えている。

 ワクチンや特効薬の開発はそれなりに進み,2021年には一般使用が可能になるかもしれない。この実用化が延びれば延びるほど,ウイルスの変異がまた進み,結局,製造して国が大量購入を約束した薬が効かずに無駄になってしまう事態も考えられる。

 台湾はほぼ新型コロナウイルスの抑え込みに成功しているのに,日本ができないのはなぜかを考えると,やはり一部のやんちゃな人たちの不用意な行動が原因ではないかと想像する。

 理性のある世代には,習慣となったマスク着用とアルコールによる手指消毒をいましばらく継続することを要請するとともに,やんちゃ世代の意識をどう変化させるかという難題に取り組む必要があるのだが,これはどの時代にも難しいことなので,「詰めが甘い」と口で言うほど簡単ではない。

 「鬼滅の刃」というアニメが大人気だそうだ。一通り,興行で稼いだあと,次の作品はこれを新型コロナウイルス撲滅キャンペーンに仕立て直してほしいと思っている。ウイルスは鬼である。「進撃の巨人」の街を取り囲む壁は,ロックダウンをイメージさせた。目に見えない敵と闘う意味では,「鬼滅の刃」はより適切な題材ではないだろうか。やんちゃ世代にどうアピールできるのか,それは作者の意識次第である。問題意識をどう持つかによるだろう。

 テレビ番組のひょんなきっかけで誕生したキャラクターとそのキャラクターが主人公の絵本,関連グッズが人気を博しているという。ブームというもの,何がきっかけになるかわからない。YouTubeでも狙って反響が取れるものではない。ゲームでもアニメでもその他の事業でも,時代のニーズや顧客ニーズとの巡り合わせというのがあるのかもしれない。せっかく有名になった方々には,その発信力を生かしていただきたいものだと思う。

 筆者は引き続き,リアルな世界での小さい頃からのさまざまな体験や皮膚感覚が,将来における考え方や人間関係,環境への意識などにつながっていると信じた活動を続けている。すべてがバーチャルな世界に生きているような現在の若者に,非常に危機感を覚えている。その意識に気づきをもたらすためのバーチャルな仕掛けとして,アニメやゲームを逆に活用した方が早いのではないかとも思っている。