2021/2/4に報告したスマートウォッチスマートウォッチ購入。体温・血中酸素濃度をモニターへ。 - jeyseni's diary (hatenablog.com)。まだ2日しか経っていないが,効果を実感したので,さっそく報告することにする。
これまで体温測定といえば,日本では脇の下,海外だと舌下が普通なのだが,新型コロナウイルス禍の体温測定は,非接触で額の温度を測る方式が広く採用されている。測定時間も数秒と短い。手を額に当てて熱があるかないかを測るのと同じ要領なのだが,寒い日,暑い日はどうかという懸念があった。あくまでもフィルタリングをするための参考値に過ぎないのだろう。
子供が赤ちゃんのころ,熱を測るのに脇の下に差し込んでもなかなかじっとしなかった。耳にちょっと押し付けて深層体温を測るという非接触の体温計も購入したが,結局動いてしまうので測定ができなかった。今の非接触式の体温計が当時あれば便利だったろうと思った。
我が家の現在の体温計は,デジタル式で脇の下で測定するタイプである。いちおう,昔から使っていた水銀体温計もあるが,ほとんど出番はない。それでもこの1年の間にデジタル式体温計の電池が消耗して使えなくなった時は,活躍してくれた。ほかに血圧計もある。肥満度計もある。健康管理には,それなりに気を使っているつもりである。
それでも,毎日体温を測定するのは,面倒である。血圧も,起床時に測ることが奨められているが,朝の数分間をじっと待つほどの気持ちの余裕がなく,ついついサボってしまうことが多かった。
ところが,スマートウォッチは,装着している間は標準で30分ごとに自動的に体温,心拍数,血圧,血中酸素濃度を測定して勝手に記録する。ほかに歩数計も付いている。また睡眠記録もできるようになっている。結果をスマホで見られるのも便利だ。
軽いブレスレットタイプにして正解だったと思う。実際,家で腕時計を見ることはなく,スマートウォッチの存在を意識しないぐらいの感覚だった。ただ,丸1日着用していると,やはり少し汗ばむような気がして,少しベルトを緩めたりしてみたが,これでは測定が不安定になるようだ。ただでさえいい加減(そう)な製品なので,本来は測定条件をできるだけ均一にして,「変化」に気を付けることが大事である。
出てきた数字は,結構的を射ていた。体温が最初35度台しか出さなかったので,これはダメかなと思ったが,布団で寝ているときとかだと36度台を示していた。やはり外気の影響は受けやすいようだ。血中酸素濃度も,平静時は99.5%前後の値を出していたが,この2日の測定での最低値は97.9%という数字が出た。血圧は普段の健康診断ではだいたいセーフなのだが,ややギリギリとなる傾向があるので気にしていたところ,境界値を超える時間帯があると思われる結果が出ていた。
体温も,昼間は高め,夜は低め,というのが普通の傾向かと思うのだが,食後とか,犬の散歩時などの運動時は予想通り高くなる。アルコールを摂取しても高くなる。まさに「一挙手一投足」が数字に反映するのが分かる。これまでも何度か「そろそろアルコールを控えるかな」と言って,数週間で元に戻っていたが,このスマートウォッチの示す数字を見ると,言い訳ができなくなりそうだ。
さて,1点イレギュラーな使い方を試している。昨日のブログで書いたが,やはり腕時計として手首に着用するのがガマンできなかった。丸1日,夜も含めて腕に着けていたが,汗が気になって少し緩めてしまった。決して重いということもなく,トレーナーの袖の中に納まってしまうので目立つこともないのだが,なぜか気になってしまう。かといって,体温を測定するには肌に密着しておく必要がある。
そこで,試しに足首に着用してみた。体温,脈拍,血圧,血中酸素濃度など,なんとなくまともな数字が出ている。傾向を知るだけなら,これでもいいかもしれない。
うまく出ていないのが,歩数計である。犬の散歩に行っただけなのだが,1日で1万歩も出てしまった。おそらく,座りながら足首を揺らしたりしているので,これをカウントしているのではないか。この歩数計で出た数字は信用しないことにした。
高価なAppleWatchはこんな使い方はできないが,逆に安価なブレスレット型で,スマートウォッチ入門をしてみてはいかがだろうか。