jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

パルスオキシメーターの表示を紫色を含む「トリアージュ」で示すことの提案

もはや“Global heating(地球過熱化)”状態。--想定外の「紫色」を掲げて地球蘇生を目指せ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/10 で,想定外,危機を「紫色」で示すようになったことに言及した。赤色は出血の色,紫色はチアノーゼの色,つまり血中酸素飽和度が下がって命に危険が迫っている状態の色であるとした。

 ならば,新型コロナウイルス感染で自宅療養とさせられた人のパルスオキシメーター(血中酸素飽和度計)を,単なる数字ではなく,数字とともに色で表示する仕組みを作るべきではないか,というのが提案である。

 パルスオキシメータとはどのようなものですか?|一般社団法人日本呼吸器学会 (jrs.or.jp) によると,「一般的に96~99%が標準値とされ、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性があるため、適切な対応が必要です」と書かれている。しかし,一般人の感覚としては「90点取れていれば問題ないじゃん」で命の危険が近づいていることを意識しづらい。3回測って89%が1回であとは90%超えなどというときに,これを「まだ大丈夫」とみるか「そろそろかなり注意しなければ」とみるか「危ない」とみるかは判定しづらい。

 正直言って,この段階でそれなりに息苦しくて,保健所に電話を掛けたとしても,「もう少し様子を見てください」と言われるのがオチではないかと思うのである。言い方は悪いが,これで救急搬送や入院手続きを取って,実はそのまま回復し,ほかに入院の必要だった人が入院できずに命を落とす,ということになりかねないからである。

 自宅療養・自宅待機の宣告は「医療放棄」 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/29 これは第三波で2回目の緊急事態宣言が発令された頃のブログだが,このときの東京の自宅待機者数は7000人,ベッドがほぼ満杯で,このあと70人もの方が自宅待機,自宅療養中に亡くなるという事態を引き起こしている。現在は東京の自宅待機者数がなんと1万7800人。しかもその多くがワクチン接種を受けていない65歳以下の若い世代である。病床満床率が50%を超えたステージ4でもある。電話相談だけで入院切り捨てのトリアージュされるのは大問題である。

 本来は,パルスオキシメーターの計測値に併せて90%以下になったら「赤色」,90~94%なら「黄色」95%以上なら「緑色」に表示するとともに,数回分の計測結果から判断して,より危険度の高い傾向にある場合は「紫色」表示で即刻入院へと進めるような公的な判断基準が提供されることが望ましい。何しろ,感染してからの進行スピードが早く,重症化してから一気に死亡してしまうケースが増えているからである。

 残念ながら,現在使われているパルスオキシメーターにはトリアージュの機能はない。ここは,Web上に個人登録し,測定日時と測定値を入力を入れるだけで,「トリアージュ判定」が出るようなWebサイトを構築すべきだろう。あるいは,MySOSに記録して判断できるように,バージョンアップが望ましい 「MySOS」を公的な健康パスポートに拡張してほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/6。