jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

PIP-Toolで「ながらテレワーク」

ピクチャーインピクチャーで渋谷ライブカメラを楽しむ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/12 でGoogle Chromeのピクチャー・イン・ピクチャー機能を紹介した。リアルタイムのライブカメラで交通渋滞や天気を見て,居ながらにして世の中の動きを知ることができるので,テレワーク中でも少しリラックスしながら仕事ができる。

 ブラウザの機能なので,YouTubeの動画サイトの映像しか見ることができないのが難点なので,どのウインドウでもピクチャー・イン・ピクチャーできないかとWindowsのユーティリティーを探したところ,「PIP-Tool」というツールを見つけた。これがなかなか快適である。

 現在,東京オリンピック2020が開催中である。リビングで仕事をするときに,テレビを付けてのながら仕事はこれまでもしてきた。また,パソコンとは別に,タブレットスマホを横に置いてテレビを受信し,ながら仕事することもしてきた。

 この環境でももちろん問題ないのだが,たとえばチャンネルを変えたり,音量を上げ下げするのに,いちいちスマホに手を伸ばさなければならなくなるのが面倒だった。

 PIP-Toolsをインストールすると,すべてPC上でマウス操作で作業できる。これが快適である。ほかに,テレビを受信するのに,「DiXiM play」(パナソニックのブルーレイプレーヤーを遠隔で操作できる)と,「音太郎」(マウスホイールで音量調節)をインストールして,Windowsですべてながら作業ができるようにした。

 個人事業主として約3年間,自宅で作業をしていたときは,不安定な生活ながら,人付き合いの煩わしさがなく,また雑用を言いつけられることもなく,快適だった。会社勤めは,時間的な拘束とあてがわれたリソースでの作業,そして会議と雑用で仕事の効率が高いとは思えない。現在のテレワークは,生活のまあまあの安定と,仕事への集中,雑用からの開放,ムダな打ち合わせの削減ができ,効率がいいと感じる。しかも,BGMやPIPにより,リアルタイムでの情報収集やリラックスしながらの仕事が実現できる。

 テレワークが人流を抑え,家庭内感染を抑える--企業活動・国家機能の全クラウド化を提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/7/30 にも書いたが,テレワークは,「人流を抑え」て「COVID-19感染拡大を防ぎ」というメリットを紹介した。しかも「効率のいい仕事ができる」とあれば,世界の中でも「生産性が低い日本」から脱却するためのパラダイム・シフトになると考えている。

 さまざまな業務のデジタル化,リモート化をこの際,実現する方法をそろそろ真剣に考えようではないか。

 かつて1980年以降,「OA(オフィスオートメーション)でペーパーレス化」が叫ばれたが,職場という大きな単位におけるコンピュータ化ではコストパフォーマンスが悪かった。しかし2020年以降の現在,パソコンは低価格化,クラウドのソリューションも続々と登場,ネットワークの高速化も普通になってきた。人を移動させずに業務を動かすための環境は整った。

 情報を動かすには,デジタル化で済む。 ペーパーレス,印鑑レスも実現できつつある。物流も極めて効率的になってきた。会議のオンライン化,営業,面接のオンライン化も実現できる。ものづくりも,データを送ることで部品を作成できる3Dプリンター技術も進んでいる。AIでより適切な判断をさせることで,人の操作をしなくても世の中を動かせるようになってきた。物流も,無人走行車やドローンの利用も可能になってきた。何でもできそうな気がしている。

 COVID-19禍は,「新しい生活様式」を生み出すための試練かもしれない。新しいパラダイムを生み出そうというチームは,「クラウドに集まれ」というメッセージかもしれない。