特殊詐欺に対応するためのAIによる回線傍受への期待【追記】 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/2/4 と書いた。家族,特に子どもや孫を装って,事故や事件に遭ったというシナリオで,カネを渡させたりする。これが第1パターンである。
次が,家の点検,耐震診断,排水管の詰まり,壁のペンキ塗りなどの勧誘を装って家をチェックし,不具合の修復のためと称して多額の請求をする。これが第2パターンである。
宅配便を装って,いきなり押し入るパターンもある。これは詐欺というより強盗ではあるが,特殊詐欺の受け子が突然居直り強盗に変身しないとも限らない。ドアを開けるのは非常に危険である。以前は,宅配便の担当者は専用のトラックに乗り,宅配業者の分かりやすい制服を着,身分証を提示されることもあったが,このコロナ禍の宅配需要を消化するために,大量の一般アルバイトを運用しているため,いちいち確認していてはモノを受け取ることもできなくなる。
以前,置き配が問題だとコメントした 「置き配」の責任問題をコメントする - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/25。このときも,宅配便を装った犯罪の可能性に触れた。現在,置き配を含む選択肢に,「置き配を希望しない」以外は「○○に置く」「○○で受け取る」ぐらいの選択肢しかない。呼び鈴を押して荷物が届いたことを家の者に知らせた上でその場に置いて配達完了をする,という選択肢がないという不満がある。宅配ボックスを置くのも場所を取るし,担当者がきちんとカギをかけてくれるという保証もない。手間だな,と思わせるのも気の毒である。
「宅配便で~す」「はい」「お荷物が届いていますので,こちらに置かせていただきます」「ありがとうございます」というインターホン越しの会話があれば済むのではないだろうか。
いろいろと厄介な世の中である。コミュニケーション力が欠如して胡散臭く感じる場合も,逆にコミュニケーション力があり過ぎて話がうまい場合も,気をつけなければならない。基本的に荷物の発送完了と追跡ができる宅配業者を使うネットショップに限定し,メール連絡や配送追跡をして,到着時刻を予測して業者を絞り込む,ということしか,自分たちの身の安全を守る方法はなさそうである。