jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

テーブルナフキンの改良--パンくずを受け止めるポケットを作ってみた

筆者は還暦を過ぎているが、それとは関わりなく、小さい時から食事の時の食べこぼしが多かった。特に、トーストした食パンや硬い煎餅を食べると、その粉が自分の服や机、そして机の下に散らばる。乾燥しているので、後で集めて捨てればいいとずっと思っていたが、家族から見ると、「またお父さんは食べこぼしている」といつも思っていたそうだ。

   半分冗談で、「ベビー用の前掛けでも着けるかな」と言ったら、何となく本気にされてしまった。このままだと本当にベビーエプロンをさせられそうな勢いだったので、とりあえず何か対策を考えることにした。

   まず考えたのが介護用のエプロンである。いずれ必要になるのかもしれないと思ったし、機能的ではある。ベビー用エプロンと同様にポケットに食べこぼしや飲みこぼしを受けられる。本人も介護者も楽だろう。しかし、まさにベビー用エプロンの大人版であり、まだ健常な筆者にはかなり抵抗があった。

   そこで、通常のテーブルナフキンをベースに考えてみた。

  ナフキンの問題は、食べこぼしを受け取っても、動くとナフキンからこぼれてしまうことである。スープのような液体は吸ってくれるが、パンくずはパラパラと床にこぼれてしまう。ならば、ナフキンの左右とテーブル側に受けを作ればいいと考えた。

   ちょうどタオルぐらいの生地を用意し、左右を10cmずつ折って安全ピンで仮り留めする。さらに、テーブル側を5cm 折り返し、ここも安全ピンで留める。仮り留めは、長さの調子をみた後で、スナップやマジックテープ、縫い付けなどで固定する方が便利なことがあるからである。広げることができれば、洗濯後の乾燥に便利だからだ。

   生地は、ビニールの方が液体をこぼした時には効果はあるが、逆にアッというまに床にこぼれる可能性もある。裏に防水層があるような布素材が便利かもしれない。

   あるいは、ここはワイルドに、キャンプに使うような丈夫な帆布のエプロンをそのまま使うのもいいかもしれない。うまく、食べこぼしを受けるポケットを取り付けておけば、食べこぼしがこぼれることもないし、何よりも見た目が格好いい。これも試してみる価値はある。

   夕食のときにさっそく持ち込んで使ってみた。こういう変化には家族は意外に目ざとく反応する。「どう,ここに受けのポケットがあるのがポイントだよ」と自慢げに話すと,「ああまた始まった」という顔をされたが,まずまず好評だったと思いたい。本人は面倒ではあるが,それでも食べこぼしが散らばらないという安心感ができた。まあ,椅子に深く腰掛けていい姿勢で食べれば,膝への食べこぼしはなくなるのだが。

 ちなみに筆者は,ラーメンを食べるときは膝にハンカチを広げて,ツユの跳ね飛びを受けることを長年続けている。スーツとネクタイできちんと仕事をしていた頃から,ラーメンツユでネクタイが汚れるのが日常茶飯事だった。ネクタイは,ワイシャツの中に押し込んで食べると跳ね飛びを防ぐことができる。ワイシャツは洗えばいいが,ネクタイは頻繁に洗うわけにはいかないからである。同様に,スラックス(パンツ)もすぐには洗えないので,ハンカチを膝の上に広げて食べるようにしている。それでも注意しながら食べるのだが,これがどうしても跳ね飛びがある。総合的に言えば,筆者の食べ方は下手というだけなのかもしれない。