jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

閃輝暗点--目の病気ではなく脳が原因だがここからApple Vision Proへの期待へと持論を展開

閃輝暗点」と眼科医に診断された。突然,眼の前に手のひら大の鏡のようなものが見え,だんだん広がって,1時間ほどで視野の端まで移動して消えて行った。

 若いころから視力には自信があって,50代になって老眼鏡が必要になったときは結構ショックだった。白目の一部が赤くなって同じ眼科医に診断を受けたときには,特に他の所見もなく1週間で消えるでしょうと言われて,その後の再発もなかったが,「老眼はもう1段階進みますよ」と言われて,こちらの方がショックだった。

 実際は,老眼というよりは乱視が入ってモノが見えにくくなった。通常の視界の9割は裸眼で問題なく見えるから気持ちはまだ楽なのだが,パソコン仕事は老眼鏡が必要だし,会議では資料を見るときだけ老眼鏡をかけるという面倒な方法を取っている。多焦点メガネを作ればいいのだが,基本的にメガネをかけているのが苦手なので,ジジ臭いが普通の老眼鏡の世話になっている。

 そのパソコン仕事の最中に,閃輝暗点が起きた。筆者は窓の方を向いて仕事をしているので,一瞬,窓の外から何かレーザー光でも照射されたのかと思ったのだが,その領域が鏡のようになっていて,はっきりとモノが見えていたのが不思議だった。

 眼科医からは,目の病気ではなく,脳が原因だと言われて,逆に少し怖くなっている。「繰り返すようなら,脳神経外科に相談してください」と言われると,もっと心配になるが,医者との話はだいたいここまでで終わる。

 インターネット時代となり,なんでも検索できるようになり,医療機関も自分のホームページで情報発信している。100%正しいという保証はないが,わざわざ自分の信用を落とす必要もないから,たとえば「病気の原因」などの情報はある程度は信頼できると考えられる。そこで情報を見てみると,「若い人に起こりやすく,歳とともに頻度は減る」「起きたあとに偏頭痛が起きることがある」などとあり,脳の血管の拡張が現任らしいことが分かる。筆者の年齢では,厄介な傾向となりうる。気をつけたいと思う。

 今回,視野の中に別の視野が浮かんだという,言わば“ミックスド・リアリティ(MR)”を地で行くような経験をした気分になった。画面の位置などを自分がコントロールできないのが玉に瑕だった。実際のMRでは「表示を自分できちんとコントロールできる」ことが大事だと思った。Apple Vision Proでは,眼の前のリアルな視野も映像として映し出すが,頭の動きとの同期にほとんど違和感がないというのが評判の1つになっていた(一線を超えたApple Vision--「現実」が“現虚”になってしまうのか - jeyseni's diary 2023/6/17)。早く体験をしてみたい。筆者にとっての評価の1つの基準になると思うのである。

 自分の病気(かもしれない)厄介な体験から,MRメガネへの期待へという飛躍したコメントだが,生きている間にとりあえず体験して評価できそうだという期待のもとにまとめさせていただいた。