現在，24時間対応しているのは，警察，消防，救急医療，自衛隊，そしてコンビニエンスストア関係だろう。事件，事故，侵略は昼夜を問わないし，コンビニは，昼間働いている人も夜働いている人もサポートする。コンビニをサポートする運送系，装置サポート系も24時間サポートである。
事故は昼夜を問わないが，医者の9割を占める町医者は，基本は夜間診療はなく，土日祝日も休みである。まったくいい気なものである。
一般企業は，平日の昼間が勤務時間である。サラリーマンは，企業に時間を売って仕事をしているので，朝9時～夕方5時の勤務時間中は，オフィスから離れることは基本的にはできない。
しかし，サラリーマンにとってもさまざまな手続きが必要な銀行，郵便局，役所，税務署も，結局は朝9時～夕方5時が勤務時間である。サラリーマンが自分の時間が作れる時間帯に，それぞれの窓口に行くことはできない。銀行や郵便局のように窓口がオフィスの近くにある場合は，昼食の時間を犠牲にすることで手続きは可能になるが，住居のある役所，税務署の窓口で手続きをするには，有給休暇で半休または全休を取らなければならない。
確定申告を行う税務署は，書類の郵送が可能だし，現在はオンライン経由で手続きができる。お金の振込や送金なども，オンラインで手続きができるようになった。
しかし，役所の手続きは，いまだに窓口に出頭する必要があることが多い。マイナンバーカードによって，住民票，印鑑証明書，そして戸籍謄本を，コンビニのマルチコピー機で取得できるようになった。これだけでも，マイナンバーカードの功績は大きい。
いまだに窓口手続きが必要な銀行，郵便局，役所，税務署を，日夜逆転＋平日休日逆転することを，提案したいと思う。本当は24時間勤務にしろと言いたいところだが，そこまでは言っていない。15時～23時にシフトしてほしいのである。これなら，電車も動いている時間帯になる。午前中から4時間ぐらいは，買い物などに当てることもできる。サラリーマン，あるいは自営業に対するサービス向上ができ，顧客満足度が上がる。ATMやオンライン取引が当たり前にできるようになっている。
一般国民のあQOL（生活の質）を上げるために，また自分たちの生活を楽にするために，現状より6時間，後ろに時間をシフトしてはどうか，と提案しているのである。
警察，消防，救急医療，自衛隊，コンビニのように，3交代制までしなくても，営業時間のシフトで十分効果がある。土日祝日の窓口オープンも大歓迎である。
