jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「閥(ばつ)」と「ばつ(場都合)」と「罰(ばつ)」を一緒にしてしまう案

自民党の各派閥の政治家が,パーティー券収入をキックバックしてこれを政治資金として申告せずに裏金化していることがどうやら長年の慣習として続けられていたことが明らかになってきた(パーティーそのものがおかしいのではないか--政治資金は結局は見返りに期待する投資で成り立っている - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/12/6)。この方法の今後のやり方をめぐって,自民党が2024/1/13に設置した「政治刷新本部」の今後の流れの中で,派閥そのものの見直しに言及する菅義偉前首相と,派閥は新人教育に必要とする麻生太郎副総理の間での意見の違いがあり,結論が出ないことが懸念されている。

 さてこの「閥(ばつ)」は,あまりいい印象がしない言葉である。家柄を表す「閥族/門閥」という言葉や,出身・利害などを共にする者の排他的な集まりを表す「学閥・軍閥閨閥・財閥・党閥・派閥・藩閥」などが浮かんでくる。意味の中にある「排他的」というのが,いかにも悪い印象である。相容れない,協力しない,相手を征服するといったマイナスの意味を持つように思える。ちなみに,英語ではclique,faction,clanなどが当てられるようである。単なるgroupかと思っていたのだが,やはり印象は違う。

 この言葉を頭に浮かべているうちに,「バツが悪い」という言葉も浮かんできた。これは“閥が悪い”のかと思ったら,「場都合(その場の都合)が悪い」が短縮したものだという。

 さらに「罪と罰」の「罰」まで頭に浮かんできた。悪いことをしたことに対する懲らしめや報い,という意味である。

 それぞれ出所も意味も違うのだが,何となくつながって見えるのは筆者だけだろうか。

 閥は,最大の閥が得をするようになっている。自民党最大派閥と言えば「清和政策研究会」であり,安倍晋三前首相が代表を務めた。首相在任は2012年末~2020年9月まで3期2814日+第90代の366日を加えた3188日。組織的な資金隠しをしたと思われる。

 学閥でいえば東京大学である。経済界でいえば,戦時下の三井,三菱,住友などの財閥があり,韓国ではいまだに三星サムスン)財閥が君臨している。

 最大勢力は,自分たちに都合がいいように無理を押し通すことから,世間一般の常識が通じなくなってしまう。これが本人たちも気が付かないうちに犯罪の温床になってしまっている。別に悪いことをしたという意識すら持っていないのだろう。

 だから,「閥」には「罰」を与えるべきなのだろう。