jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「パプリカ」について少し考察(無知につき,叩かないでください)

ここのところ,我が家では「パプリカ」の歌詞とフリを練習するメンバーがいる。仲間で披露するのだそうだ。連日のように音楽が鳴り,Zoomでリモート練習が繰り返されている。

 作詞・作曲が米津玄師,NHK東京2020応援プロジェクト,と看板が大きいが,歌詞も曲のリズムもスポーツの応援ソングとしてもしっくりこないし,米津氏の他の楽曲とも趣向が異なる。2018年の登場が,子どもたち5人のユニットFoorinによる「みんなのうた」で,曲が流れると小さい子どもたちがフリを踊り,歌い出すというほど,子どもの心を捉えた曲らしい。

 東京2020のためにNHKが連日流し続けたこともあり,人気が高まる一方で拒否反応も出ているらしい。東京大会がとりあえず1年延期になったこともあり,これからも延々とメディアに流される可能性があり,逆効果にならないかという心配もある。

 2020年3月19日開催予定だった第92回選抜高校野球大会の入場行進曲に,パプリカが選ばれた。CDも4月から発売されているが,この行進曲バージョンを聞く機会がまだない。代替の交流試合が8月中盤に行われることになり,ここで聞けることになることを期待している。行進曲であれば,高校生でも受け入れられるように思える。

 さて,オリジナルのみんなのうた以降,基本的に子ども向けの易しい歌詞とわかりやすい振り付けで,筆者にはお遊戯曲にしか思えない。また子どもの曲にはニンジンやピーマンなど,食べ物としての植物は出てくるが,花はおそらく出てこない。黄色い花の代表としての菜の花,ピンク色の花の代表としてのサクラ,水色のアジサイ,紫の藤,などは出てくるが,「パプリカの花」と言われてもまったく想像ができないのではないだろうか。いずれ,赤や黄色,オレンジ色などの実を付ける花,という位置づけに,「なぜパプリカの花?」と思ったりする。その実を想像してください,という意味だろうか。

 世の中には,この歌詞の意味をいろいろと解釈する人がいる。賛成論もあれば反対論もある。賛成論を読んでも,どうも無理して褒めている気がする。反対論はいわば“意味不明”な点だろうか。振り付けも,子どものお遊戯にしては意図しすぎな感じがする。何とか巻き込まれないようにしたいと考えている。