jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

フェイスシールドを体験して医療関係者の苦労を知ろう

フェイスシールド付きキャップをかぶっての通勤を今週も実行した。昨日は少し天気が悪く,気温は低めだったが湿度が高く,駅までの道すがらはシールド内が少し曇った。冬場はかなり曇ることが予想される。使用は駅構内から電車の中に限られるかもしれない。

 正直言って,周囲の視線がまだまだ気になる。「大好評のフェイスシールド付きキャップ」と宣伝されている割に,だれも使っていないのは,さすがに恥ずかしいからかと思われる。女性用のフェイスシールドハットの方がファッション性は高いが,それでも難しいだろう。男性用のキャップは若者向けだが,フェイスシールドが付くとやはり一気にファッション性は低くなる。若いイケメンのモデルさんなら何とか見られるが,一般人がさっそうと歩いて格好いい,というわけにはなかなかいかないかもしれない。

 しかし,筆者は当面はフェイスシールド付きキャップをかぶっての通勤を続けるつもりである。何よりも,安心感がものすごく向上するからである。さすがに後ろから息を吹き込まれたらたまったものではないが,正面,側面からの直接の飛沫感染は防げるという印象がある。キャップをかぶっているため,電車の席に座っていても,前の人からのくしゃみを髪に受けることも防げる。外出から帰ったらすぐにシャワーを浴びて頭を洗っているが,髪に異物が付着していないことを考えると,気が楽になる。

 とはいえ,フェイスシールドは顔に風が直接当たらないため,暑く感じるのは確かである。温まって湿った自分の吐息が顔に当たるのはマスク以上のため,暑苦しい。

 それでも,相手の飛沫を直接浴びることがなく,また仮に自分が感染している場合でも,相手に直接飛沫を浴びせないという可能性はマスク以上に高い。

 医療用のフェイスシールドは,医療関係者にとっては生命線の一つである。患者さんは,ほぼすべて新型コロナウイルスに感染しており,自らへの感染罹患を防ぐために絶対的なガードが必要である。供給がまだ足りないと聞くので,一般人は簡易型のフェイスシールドを使うべきだろう。そして,医療用フェイスシールドと医療用N95マスク,手袋と防護服を着て一日中,患者さんと向き合って新型コロナウイルスと闘っていらっしゃる医療関係者の大変さを少しでも体験すべきだろう。

 約2ヶ月間,外出や移動することを控えるよう求められ,外出の際はマスク着用を求められ,ウンザリしているかもしれないが,家ではマスクを外し,ゆったりした格好でリラックスしたり,テレビやゲームで楽しんだりできたはずだ。医療関係者は,日々,完全患者さんの命の危険を救うために通気性のない防護服で身を包み,自宅にも帰れない状態で新型コロナウイルスと闘い続けている。

 国内での感染数がゼロにならず,海外からの人の移動が緩和されなくても,国内で第二波と呼ばれる再度の感染拡大の可能性を否定できない。せめて外出時のマスク着用ぐらいは「新しい生活」として受け入れ,熱中症の危険性のある夏場は,フェイスシールドやマウスシールドの着用でしのぎ,医療関係者の苦労をすべての人が体験して,感謝の気持ちを伝えるべきだと思う。