jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

医療関係者のCOVID-19感染はなぜ起こるか--マスクが感染罹感防止にならないことを改めて認識したい

2022年になってCOVID-19オミクロン株による第6波が進行中である。風邪に似た症状と重症化率の低さが言われており、インフルエンザ並みの感染の速さが気になる。

  沖縄での感染拡大で医療ひっぱくが起きているが、もともとの医療態勢の脆弱性に加えて、医療関係者の感染や濃厚接触対象になるケースが多い。

  本人は、まさにCOVID-19感染患者に向かい合っているので、常に濃厚接触者である。しかし、家族は一般人と同じ立場なので、感染するならば学校や職場など、医院とは別の場所ということになる。医療従事者が自分の家庭内に安易に感染拡大させるはずはないからである。

  万全の防御策を講じていても、医療従事者が感染することがあるとすると、それは油断ではなく、医療用の高性能マスクでも感染罹感を防ぐことはできないことを示している。

  一般人が使うマスクは、マイクロ飛沫の吸い込みを防ぐことはできない。効果が高いと言われる不織布マスクでもダメである。ましてや、布マスクやウレタンマスクはポーズでしかない。

  最初から言っているが、マスクは自分が咳やくしゃみ、そして会話時に発する唾液飛沫やマイクロ飛沫を拡散させないためにのみ有効である。特に、オミクロン株は風邪に似た症状のため、今、筆者の周りでもくしゃみや咳が聞こえるのだが、当人が風邪なのかCOVID-19感染なのかはまったく区別はつかない。当人が布マスクだったり、マスクを押さえる咳、くしゃみエチケットをしない場合、、周囲へのマイクロ飛沫の拡散があるため、気が気ではないのである。

  昨日は出勤して会議に出たが、進行を務める上司がくしゃみを繰り返すのが迷惑だった。本人がどこまで自覚しているのか分からないからである。

  不織布マスクを長く使うと性能が下がるとして、午前と午後で取り替えようとか薦める人もいるが、交換しても結局、マイクロ飛沫を吸い込むのを防ぐことはできない。

  不織布マスクを直接使用すると、特に男性はヒゲでマスクの内側の繊維がほぐれて使い心地が悪くなる。しかし、実際のフィルタリングはその内側の層が受け持っているので、フィルタリング効果そのものに変わりはない。ならば、肌に直接付かないようにマスクインナーカバーを使い、なおかつ布マスクとの二重マスクにするのが、合理的だと思うのである。