jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

女性の意識改革についての提言

本件は、同時にアップしている「男性の意識改革について」の提言とセットでご覧いただきたい。https://jeyseni.hatenablog.com/entry/2020/08/05/120404

 女性の優しさは、人類の宝物である。マンガでは、カバもサルもネコも魚も、メスをヒトの女の子に擬人化して、愛らしく、優しく描いているが、実際は表情もなく仕草もない。オスとメスのコミュニケーションはフェロモンに基づく性交だけである。

 さて、女性はいろいろな意味で喰い物にされていると書いた。これを乗り越える意識改革は、美を捨てるか、男を排除して自由を得るか、ではないかと考える。

 筆者は男だが,幸か不幸か体躯には恵まれていない。身長168cm,体重65kgで,筋力もない。毛深さは標準程度と考えている。ヒゲは外出時は剃っている。還暦を過ぎているが,幸いなことに頭髪は十分ある。白髪交じりをごまかすために月1回の毛染めをしている。普段の外出はTシャツにジーンズが多い。すね毛を隠しているスタイルである。

 自分の容姿を解説したのは,男性としての威圧感をできるだけ減らしたいと思っているからである。

 飲食店やコンビニエンスストアでよく見かけるのが,男性客が店員に対して横柄な口調で注文する姿である。“こちらは客だぞ”と言わんばかりである。

 通りを歩けば,男性はすれ違いざまに道を譲ることが少ない。堂々と歩道の真ん中を歩いてくる。少し譲らないかな,と思いつつ,筆者はビクビクしながら歩いている。

 体躯に恵まれていない筆者が,一般の男性に対して感じる威圧感。これは多くの女性が男性に対して感じていることではないかと思っているのである。つまり,女性は男性に対して基本的にビクビクして過ごしているのではないかと思っている。もし,これを否定するのなら,ぜひこのような感覚を女性には持ってもらった方がいいと思うのである。

 自分が男性だから思うのだが,100%信頼できる男性というのはいない,と思っている。何度か書いているが,どこかに下心を持っている。理性があればこの下心をある程度抑えているが,実際どれほど抑えられるかは疑問である。宗教家が性犯罪を起こすケースも多く知られている。夜道を歩くときも最大限の注意を払っていれば,もう少し犯罪率が減るのではないかと思ったりする。

 女性だけの国を提案しているのは,こうした女性の恐怖感覚を物理的に取り除きたいと考えているからである。

 自分が女性だったらと想像した場合,正直言って男性は怖い存在でしかない。最も信頼できる相手と思って結婚した人が,自分を裏切ることも多い。家という閉鎖空間に入った途端にDVが始まったり,外では別の女性と関係したり。どのように対処すればいいのか,正直想像がつかない。

 女性に対する商品の多くは,女性を華やかに彩るものである。服装,化粧品,美容家電,サプリメントなど,まさに枚挙にいとまない。女性は自らを美しくすることに相当の関心を持っていると思われるが,それは自分のためなのか,周囲,特に男性へのアピールのためなのか,と考えると,自らの価値を高める方向性がそこではないのではないかと考えたりする。

 相変わらず,結婚を一つの目標点としている女性は多い。大学の研究室で優秀な成果を出している女性研究員が,結婚を機にやめてしまう,と嘆く大学も多い。企業でも相変わらず「寿退社」があったりする。いったん退社してしまうと,なかなか正社員で戻って来れることもなく,パートタイムやアルバイトで時間単価の低い仕事しかなかったりする。女性の社会進出を後押しすると言いながら,体のいい安い労働力を使う構図を提供しているだけにすぎない。

 同性同士の結婚が,日本でも法律の上で認められつつある。当初,この話は自らの性を受け入れられない一部の人向けのことと考えていた。

 この話をまとめながら,別に普通の女性同士の結婚が認められてもいいのではないかと思うようになった。

 女性の一つの特徴として,他人に対する優しさがある。風邪をひいたときのお母さんの優しさ,入院したときの看護師さん(看護婦さん)の優しさ,そしてサービス業での応対も女性の方が当たりが柔らかい。

 社会でバリバリ働いている女性が,独身であるケースが結構ある。結婚すると,結局家事もこなさなければならず,両立が難しいからだ。もちろん両立されているケースも多いとは思うが,家族の助けなしに家事までこなすことは難しいだろう。この場合,女性同士で結婚して,家事は頼めるような家庭も認められていいのではないかと思う。結婚という形で財産を共有してもいいと思う。子供も,養子として迎え入れればいいかもしれない。

 女性だけで社会は回るような気がする。世の中には,汚れ仕事がたくさんある。一般に,土汚れ,油汚れは男性向け,生理的な汚れは女性向け,と考える傾向があるように思える。土木仕事,機械加工や自動車整備などは男性的な仕事,看護・介護は女性的な仕事,とも思える。男性がいるから,土汚れ,油汚れは男性にしてもらうという風潮もあり,建設現場,土木現場の肉体作業は男性の役割のように見えている。クルマの運転も,男性的ではある。しかし,女性が農業機械を運転したり,大型トラックを運転したり,タクシーの運転手をしたりするケースも増えている。力を使わなくても動かしたり,コンピュータの能力を使ってサポートしたりすることで,女性でも働ける環境ができつつある。

 女性だけの国家,女性だけの街では,これまで男性が行ってきた仕事もすべて女性が担うことになる。モノづくり,流通,土木建築,その他すべてである。ものすごく楽しい世界なのではないかと思ったりする。

 こういう世界が嫌だ,という女性もまだまだ多いと思う。気持ちの中でどこかで男性に頼って生きて行こうと考えているからではないだろうか。コンピュータやロボット,ドローンなどのIT技術をフル活用すれば,女性の世界を生み出すことは可能かと思う。

 人類の歴史を1万年として,これだけITが進化したのはここ20年である。男性が力で支配する時代は,ITによって崩すことができる。今が女性が立ち上がるチャンスだと思う。

 女性の国家では,もちろん女性の美しさを支える商品の開発も進むだろう。自分たちに役に立つ商品だから,さらにいいものができるような気がする。この市場に向けて,壁の外側の男性国家からも商品の売り込みがあるかもしれない。今の中国と世界各国の関係みたいなものが生まれるかもしれない。それはそれで成り立つのではないだろうか。

 もちろん,男性の国家で生活する道もある。男性に従属して生活しても構わない。女性の性を商品とする水商売も,男性の国家では可能だろう。どちらに価値を見つけるかは自由だが,筆者としては「安心・安全」に暮らせる女性だけの社会を構築することが,幸せなのではないかと考える。

 男性支配の社会を変える環境が21世紀になって揃った。女性にはそのように意識改革を提案したいと思っている。