jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

愛って何?

筆者の知り合いに,30歳代の女性がいる。自分の考え方がはっきりした方で,いつ話をしても気持ちがいい。男性とか女性とかまったく意識しない。よく言われる「戦友」みたいな存在である。

 企業に勤めて10年。今,大学に戻って新しい道を目指そうとしている。親からも独立しており,貯蓄を切り崩し,奨学金で生活するという。

 筆者は,安定を求めて脇目も振らずに勉強し,一流大学に進み,一流企業に勤めた。当時は終身雇用制が普通だったから,定年まで勤め上げられる安定した道を選んだ。その視点からすると,彼女の生き方は実に豪快である。挑戦の日々である。

 ちょうどこのブログを書いているときに,サブウインドウで「ドクターX」がかかっている。彼女は,主人公の大門未知子先生みたいな人だなと思っている。

 彼女にも結婚話は何度もあった。恋人もいた。しかし,彼女を見ていると,女性にとっての結婚にもいろいろなパターンがあるのかもしれないと思える。

 彼女にとっての結婚感とか家族感は,筆者のそれとはかなり違うと思う。彼女のパートナーは,筆者からするとものすごく尊敬できる人に違いないと思う。彼女のことを理解し,彼女とともに生きるのは,並大抵ではないと思う。しかし,彼女を理解してあげられるパートナーに現れてほしいと願うものでもある。

 もちろん,彼女は1人でも生きていける。学問の道を再び歩み,1人で切り開いていけると思う。しかしそれを支えてくれるパートナーがいてもいいと思うのである。理想的なイコールパートナーとなれるのではないかと思う。

 男性にとっての結婚は,ただの共同生活者ではなく,セックスパートナーとして女性を見ることになる。そういう見られ方をすることに,耐えられない女性も多い。これを耐えるための力が多くの女性にとっての「愛」なんだろうと思う。しかし,男性パートナーは女性パートナーの生き方を「愛」を持ってサポートできるだろうか。この障壁は高く険しい。

 実際,男性の場合,口では「愛」を語っていても,それは口先だけのものに思える。女性側の「愛」とはまったく異なるように思える。

 彼女と出会ったのは15年前。まだ女子大生だった。年齢差からみて,父親のようなつもりだった。どんな人生を歩むのか気になっていたが,いつのまにかしっかりした人生を歩んでいた。いや,元々そういう人だったのだろう。筆者の方が励まされる。元気をもらっている。筆者の家族とも何の違和感もなく付き合っていただいている。

 筆者にとって家族は大事である。ペットのイヌ2匹も,もちろん家族である。家族という価値観は,筆者を大きくしてくれた。まあ,身勝手に思われているかもしれないし,最後はまたバラバラになるのかもしれない。

 その前に,おそらくペットくんが先立ってしまうのだろう。彼らとは損得勘定ない付き合いで,これも純粋な「愛」だったと思う。おそらく無条件に泣けてしまうだろう。家族とはそういうものである。彼女にも,こうした「愛」に溢れた家族を持ってほしいものであると思っている。なかなか我が本当の娘の相手を探すよりも難しいが,妥協だけはしないでほしいと思っている。