jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

イヌとウンチ

筆者の家には,チワワとトイプードルの2匹のイヌがいる。もう11才になる。息子,娘のように可愛い。デレデレである。

 子供のころ,筆者はイヌが怖かった。家には雑種の中型犬がいた。本人はじゃれているつもりだったのだろうが,筆者は怖かった。当時,街中には野良犬も結構歩いていた。よりによって通学路の真ん中に座っていることがあった。別の道をぐるっと大回りして避けたものである。とはいえ,別に噛みつかれた経験はない。吠えつかれたことがトラウマになっていたのかもしれない。

 ここのところ,少し気温が下がって寒く感じるようになった。筆者も少し厚い布団を使い始めた。その途端にワンちゃんたちが筆者の布団の中に潜り込んできた。ここしばらくなかったことなので,ニコニコして迎え入れた。こういうときは,イヌに押し出されてお尻が布団の外に出たりすることがあるのが唯一悩みだが,それも許してしまっている。

 テレワークが常態化したことで増えたのが,筆者によるイヌの散歩である。普通に通勤していると土日しかチャンスがないが,今は平日でも連れていってやれる。これはこれでうれしい。我が家のペットのウンチの始末も,まったく気にならない。健康状態のチェックにもなる。

 ところが,道端には結構な数の他のワンちゃんのウンチが転がっている。大きさから判断すると,小型犬と思われる。中型犬,大型犬のウンチは半端なく大きいので,さすがに放置はできないのだろう。筆者が子供のころ,イヌのウンチを踏んで滑って,靴やズボン,手にウンチが付いたことがある。昔は今よりもたくさん落ちていたような気がする。

 小型犬はポロッとウンチをしてトコトコと歩いてしまうので,取り残しがあるのかもしれないが,あまりワンちゃんの動きを見ずにどんどん歩いて行ってしまう飼い主さんが多いような気がする。さらに意図的にウンチを拾わずに行ってしまう飼い主さんもいるようである。

 筆者にとっても筆者の家族にとっても,ペットのワンちゃんたちは家族の一員なので,ともに過ごす上でトイレの処理は何の抵抗もないのだが,単に「イヌを飼っています」という関係ならば,ウンチに対しての意識がその程度なのかなと思ったりする。飼われているイヌの側も,「飼われている」という意識なのではないかと思われる。

 今の筆者にとっては,ペットとの関係はごく普通なものである。考え方には差があるだろう。筆者の家族から見ても,筆者の考えの変わりようは驚きだったようである。

 ボランティアに近い形で,捨て犬・捨て猫を保護されておられる方々の活動には頭が下がる。筆者は,不幸なペットを出さないようにささやかな努力をしているつもりだが,まだまだ世の中には難しい問題があることを改めて認識するこのごろである。