jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

攻撃体制と防御解除。これでは同等であるはずはなし。

筆者は男として生まれ,まもなく高齢者年齢になろうとしている。結婚もし,子供を3人,世に送り出した。年金制度を支えるためのリプロダクションの最低限の使命を果たしたと思っている。新型コロナウイルス禍の第三波の真っ只中で風邪を引いたようだが,ひょっとしたら新型コロナウイルスへに感染の可能性が疑われ,感染していた場合は死亡リスクも高いことを意識するようになった。朝の犬たちの散歩を楽しみながら,自分の死を少し真面目に考えるようになると,最後に気になっていることをまとめたいと思う。

 かねがね,男女の関係については何度かコメントしてきた。そのまとめである。

 男はどうしようもない存在である。その原因は,男性が常に攻撃体制にあることである。スポーツは,その攻撃体制を正当化する知恵である。ほとんどのスポーツは男性用である。攻撃することが男性のスタイルである。勝利をシャンパンシャワーやビール掛けで祝おうとするのは,男性の満足の形と同じだからである。

 女性のスポーツは,攻撃というより防御である。攻撃的なスタイルもあるが,これは“男性的”と評される。スポーツは男性同士,あるいは女性同士では成り立つ。男女での試合では,身体的な差もあるが,勝負にならない。男性同士の試合は勝ち負けで決まるが,スポーツでなければ殺し合いである。女性同士の試合は,殺し合いにはならない。最後は平和的な融合で終わる。

 男女の試合では,基本的に男が下心が見え隠れする。基本的に試合の主導権を握り,試合後は男は女を取り込もうとする。身体的,競技的な優勢さから,手加減をし,恩を売る。

 男のやり方は常に同じである。女性より常に優位に立てるように工作する。結婚相手として年下の女性を選びがちなのも,大柄な男が小柄な女性を選びがちなのも,年功序列や力関係を子供のころから擦り込まれていた男ならではである。

 セックスにおいても,男性は常に攻撃的である。しかも攻撃的な状態を保つ必要がある。女性は,通常の防御状態を解除しなければ,男性はますます攻撃的になる。いったんこの一線を越えると,手がつけられなくなる。DVが起きる状況になる。したがって,男性のセックスに対して,抵抗せず,防御を解除して,男性の思いどおりになるようなお膳立てをしなければならない。さらに,男性のセックス状態をキープするために,むしろ女性としての魅力を見せつけて挑発することで,男性をより興奮させ,これによって男性から優しさを引き出す必要がある。

 このバランスが実に難しいと思われる。あまりに挑発が過ぎると,男は女性のセックス経験を疑い始める。協力がないと,男が一人で満足して終わる。その後の優しさの気持ちも起こらず,この女性に対する興味が失せ,他の女性へと気持ちが動くことになる。

 男性は,思春期に性に目覚めてから常にセックスのことが頭から離れない。女性相手はもちろんだが,自分でも満足する方法を身につける。おそらくこの気持ちは死ぬまで治らない。一方女性は,セックスを知るのは結婚か,結婚を前提とした付き合い時代か,あるいは性暴力によるものでしかない。そもそも,男性には射精という絶頂の感覚があるが,女性には「ない」と断言できる。女性の絶頂感(エクスタシー)などというのは,男性が作り上げた妄想である。小説はドラマ,ビデオなどで登場する女性は,すべて演技である。女性が満足の行くセックスとは,女性が相手の男性を100%信頼し,セックスに対する防御を完全に解除することで男性の優しさを引き出し,かつ男性の射精に至る視覚的,触覚的な行為に対して何らかの協力と若干の演技サービスで,相手の男性を満足あるセックスを完遂させることである。

 場合によっては,女性にとっては結婚で初めてセックスをすることになる。その時に男性に満足の行くセックスを提供できること自体が無理といえば無理である。しかし,男性はそんなことはお構いなしに,自分の満足に向けて突っ走る。二人の関係がセックスに関してうまくまとまるかどうかの保証はまったくない。

 まず世の中のセックス情報の間違いを正さなければならない。また女性は自分が普段から男性にどのように見られているかを自覚しなければならない。女性は常に性的に狙われているのである。ちょっとした身のこなし,肌の出し方,笑い方などによって,男性は攻撃体制に簡単に入っているのである。

 セクハラが起きるのは,男性が女性の立場をまったく理解していないからである。女性は男性にスキを見せてはならない。スキがあると男性は攻撃してくる。さらにそこにお金が絡んでくるとやっかいである。裕福男性との結婚によって,裕福な生活が送れる,というのは夢物語に過ぎない。男性の資質は金で高まるものではない。むしろ,金を武器として女性のほおを叩いて従わせる,というのが魂胆である。

 女性の姿は美しい。しかもその中身は男性を興奮させる。一方,男性の姿は醜い。顔が良くても,スタイルが良くても,下着の中が魅力的には見えない。しかも女性は男性の裸を見ても基本的に何も興奮しない。セックスしている姿を想像し,防御を解除し,身体から力を抜いて受け入れるしか,男性の優しさを引き出すことはできない。

 仕事をしたい女性は,基本的に結婚を考えるのは難しいのかもしれない。パートナーとなる男性がセックスをしない,ということであれば別だが,結婚はそもそも,次の世代を担う子供を育てるための方法である。いずれ,バイオテクノロジーで結婚なしで子供を授かることができるようになるだろう。結婚も,男女だけでなく,女性同士もあり得るだろう。

 新型コロナウイルスで,全世界の考え方がかなり変わった。戦争,貧困,男女差別,環境などの問題も,みんなで考えられるような世の中になってほしいものだ。バーチャルリアリティを含めたIT技術,そして人間を超えるAI技術なども,悪用されないようにしてどんどん利用することができるといい。脳科学によって,人間を正常な思考の範囲に留めることも必要かもしれない。もう1/5も過ぎてしまったが,21世紀に期待。