jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

男のご褒美と我慢、女のご褒美と我慢

ご褒美がもらえるとうれしい。反対に「我慢しなさい」と言われると、シュンとなる。世の中、アメとムチである。

 ほとんどの世界で、この「褒美」と「我慢」は男女共通である。勉強でも会社でも男女平等である。

 ところがいざセックスとなると、男女で正反対に働く。

 まず男性にとってセックスは無条件にご褒美である。我慢してセックスができる男はいない。気分を盛り上げ、興奮して、最後にまた快感というご褒美がもらえる。

 逆に女性にとってのセックスは我慢がほとんどを占める。愛がなければなおさら、セックスによって犯罪の被害者になる。しかもそのほとんどは泣き寝入りである。

 愛がある場合も、それは単に女性側の思い込みにすぎない場合が多い。フリーな関係であっても、結婚していても、セックスは男性側の身勝手に行われるからだ。

 「愛してる」という言葉も、口先だけのことも多い。愛という言葉で女性自身が自分を納得させなければ、無防備な身体を投げ出すことなどできない。まさに我慢である。

 男性は一生懸命に女性をもり立てようとするが、女性にとっての感覚は、くすぐったい以上のものではなく、最後は男性が快感を得て終わり、取り残される。「良かったよ」の言葉が唯一のご褒美であるがこれを愛と思い込まなければやっていけないだろう。

 セックス産業では、この男性のご褒美に対して、金銭の取引が成立する。逆はほとんどあり得ない。

 逆に,女性にとってのもう1つのご褒美といえば、子供を授かることである。我慢のセックスの結果としてのご褒美である。

 ところが、男性にとって子供ができることは100%のご褒美にはならない。昔のように跡取りが必要という場合はともかく、フリーの場合は「困った」という精神的ストレスを覚えるカもしれない。結婚している場合は喜びであり、ご褒美でもあるが、おそらく100%ではない。家計の負担は増え、家事分担は増える。妻の愛情は2分割され、かまってもらえなくなる。さらに妻の機嫌も不安定になりがちで,これが夫への注文につながる。これを我慢するか、逃げるかは男性次第だが,浮気、離婚、DV などの温床にもなりかねない。

 パートナーから「きれいだね」というご褒美の言葉がほしいために、エステや脱毛に励む女性の努力には頭が下がる。その努力が最初の出会いで叶えられればいいと思う。男性のセックスのエジキにならないように、常に周囲に注意する必要があるだろう。なにしろ,世の中すべて,ご褒美をもらいたがる男で溢れ,その視線にさらされているからである。

 やはり、世の中は不公平なのではないかと思う。