jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

風邪でした(無事復活)

2020/12/12のブログで「風邪(たぶん)を引いた不安」という情報をアップした。2日間微熱が続き,37.0度まで記録したが,収まった。若干の鼻水は残るが,「どうやら風邪でした」との報告である。ご心配かけました。

 とはいえ,これが新型コロナウイルス感染であった可能性については,その前の週に出会った親戚や出社日数の増加に伴う通勤電車での不特定多数の人々との接触数の多さという紛れもない事実があり,疑心暗鬼にならざるを得なかった。風邪というのも,不特定なコロナウイルスが原因であることが多い。マスク,手洗いなどを励行していても,罹るときは罹るのだな,という教訓を得た。用心をさらに強化する必要がある。

 ネットワーク理論によると,コミュニティー間での人の交流の数が,普段一緒にいるコミュニティーの人数を超えると,感染者数が急激に拡大するという報告がある。家族5人,会社のグループ5人が身近なコミュニティーだとすると,1週間でこの10人以上の人と交流すると感染が拡大するという。感染初期に出された「80%理論」に通じる部分もあるが,最終的には「すべての人がこれを守る」ことが前提であり,現実は10%の不届き者によって,カラオケ,飲み屋などでの感染拡大が続いてしまっているのではないかという以前からの筆者の説を覆すことはできない。善意に頼ることは,日本においても無理なのである。

 正直,筆者はビビリである。おそらく人の3倍ぐらいはビクビクしながら新型コロナウイルス対策をしているつもりである。それでも抜け穴があるのだろう。さすが,普通の生物とウイルスの共存戦略による生き残りである。

 イギリスでのワクチン接種に続き,アメリカでもワクチンの全国供給が始まった。おそらく,これで感染者数を減少することにつながると思う。ただし,副作用の被害も接種数の数%規模で出てくると思われるが,新型コロナウイルスによる被害よりははるかに少ない数字になるのではないだろうか。

 しかしワクチン接種による被害については,これまでも結局は因果関係が明確でないという理由で泣き寝入りになるケースがほとんどだったようだ。インフルエンザワクチンによる不審行動の誘発,子宮頸がんワクチンによる死亡など,安全性が確認されて認可された薬であっても,被害が出るケースはある。

 人によって薬に対する反応はさまざまである。イギリスでの新型コロナウイルスワクチン接種でアナフィラキシーショックを起こした2人も,以前にアレルギー性ショック症状を起こしたことのある人だったという。

 やっと「Go Toキャンペーン」の一時停止の号令がかかった。菅首相の支持率が急に下がり,これに焦って動いたとの観測がある。これまでのブログでも書いたが,残念ながら菅首相新型コロナウイルスに対して起こしたアクションがこれまで何もなかった。「勝負の3週間」と言っても,結局何もしなかった。「幹事長のいない首相」という筆者の見方もどうやら本当だったようで,だれも菅首相に進言できないようだ。

 すでに半年以上も,結局は無策のまま税金を使って飲食店や観光業保護の補助金として撒き散らした。感染第三波とキャンペーンの因果関係は明らかではないが,人の行き来によって地方への感染拡大が進んでいるのは傾向として認めざるをえない。

 もう一度,人の動きを止める機会は,日本でのワクチン接種の解禁である。ワクチン接種により,イギリス,アメリカでおそらく感染ピークを過ぎて減少傾向に移ることは間違いないと思う。1ヶ月間,この状況を確認させていただき,日本でのワクチン接種を遅くとも2月に開始し,1ヶ月間で医療関係者,高齢者,若者への接種を終え,3月から「Go Toキャンペーン」を再開する,というスケジューリングを提案したい。

 「ガマンの2週間」だの「勝負の3週間」だの言っているが,それが何を意味するのか,何を目標としているのか,その先に何をしようとしているのか,そしてそのガマンの間の補償をどうするのか,そういうスケジューリング,進行管理,シナリオがこれまでの政策でまったく描かれていない。別に理想論でもいいではないか。

 2020年12月になって,世界には「ワクチン」という強力な助っ人が登場した。これを生かした新しい戦略をぜひ立てて実行してもらいたい。