jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

新型コロナウイルス対応ワクチンの接種開始の件

日本での医療関係者4万人への新型コロナウイルス対応ワクチン(ファイザー社製)が今日2021/2/17から始まった。ウイルスに対して,これまでは見えない敵に対して防御の盾を闇雲に振り上げてハダカで立ち向かっていただけだったが,ワクチンによってようやく防具を着用して対抗できるようになった。盾で防ぎきれなくても,致命傷を受けずに済む可能性が出てきた。

 医療関係者の次に,4月ごろスタートで介護施設を含む65歳以上の高齢者,その後が一般の人ということになる。

 さて筆者は,2021年4月時点では64歳なので,後回しだな,と思っていたのだが,2022年3月末までに65歳になる人も対象になるのだというので,「高齢者」グループでの接種を受けることができそうだ。クーポン券の発行,予約,そして接種と,自治体によって差があると思われるが,早めに情報発信して行こうと思っているので,ご期待いただきたい。

 先行接種は,ファイザー製のワクチンで,1瓶で6回接種できる注射器が使われるようだ。ワクチン5回の残りを廃棄するだと!?--集めて使えるよう特例を設けよ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/10。しかし,国内の大手シリンジメーカーがこの手の注射器の量産ができるのが6月以降になるという。筆者の友人も働いている企業なのだが,もう少し何とか早くならないものかとイライラしてしまう。

 ワクチンの国内生産については,神戸のJCRファーマがアストラゼネカ製ワクチンの原液量産をして国内供給する契約を結んだことが2021年1月28日に明らかになったが,これまでにワクチン量産の実績はなく,技術移転を受けてからの量産とのことで,いつになるのか情報がない。

 ファイザー社のワクチンにしても,第1回目の供給は受けられたが,第2回目以降の供給も都度契約が必要で,EU域内からの輸出がスムーズに進むかどうかは未知数のようだ。

 自治体の接種準備体制も,接種会場,接種担当医,受付の流れ,緊急時の対応など,未確定な部分が多い。しかし,順調に供給が受けられることを前提に,前倒しになっても対応できるように準備を進めていただきたい。