ワクチンも作れない日本が,何を血迷ったか。注射器(シリンジ)の先に接種しきれない量が残るために,本来6回接種できるだけの量が入っている瓶から5回しか接種できないと公表した。おそらく法律によって,瓶に残ったワクチンを併せて使う,ということができないらしい。残量を残したまま,瓶ごと廃棄になるのだろう。
瓶の中に残っているワクチンは,外気にも触れず,品質に問題ない。ほぼ同じ日に接種されるのだから,品質の差もない。これを併せて使わずに捨てるという愚行を,日本はするというのだろうか。
世界中でワクチンの奪い合いになっており,一人でも多くの人に接種することが求められているというのに,7200万人分のうち1200万人分を「捨てる」というのは,暴挙である。集めて使え。また至急,無駄の出ない注射器を用意せよ。
オリンピック会長の森喜朗氏の女性蔑視問題を巡る個人攻撃を,マスコミはこぞって取り上げるくせに,ワクチンの無駄については「仕方がない」論調で進めている。全世界に対する暴挙である。
先に,ワクチン注射ロボットを作れとブログアップした。ワクチン注射ロボットを至急開発してください - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/1/21 。ワクチン接種に関わる医療関係者不足を解消し,間違いなく接種が行われるための方法として提案したが,このワクチン注射ロボットだと,ワクチンを無駄なく接種できる。さらに,針なし注射器なら,針交換も,1滴の無駄もなくなる。注射針のない注射器が,今こそ活躍するときだったはずだが・・・ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/2。すべて,せっかくの技術大国日本が実現できたはずなのにできずに,世界に恥をさらすことになった事例である。
今すぐ,余ったワクチンを併せてでも使えるように法律改正するか,無駄の出ないシリンジの生産・輸入・供給を進めるかを実現しなければならない。これができなければ,日本はさらに恥の上塗りをすることになる。
とにかく,行動が遅いのが日本である。まず森喜朗を解任せよ。解任できないのなら,オリンピック委員会そのものを解体して,別の組織を作れ。厚生労働省も解体せよ。国会も解散せよ。議員の揚げ足とりばかりしている国会議員は要らない。
自分が,同じ日本人であることが,本当に恥ずかしい。