jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。

再生可能エネルギーの本命は洋上風力なのか

地球温暖化が加速する中,石油などの化石エネルギーに代わる再生可能エネルギーの議論が続いている。現在の主力である太陽電池発電が,一日の半分しか稼働できず,発電効率も上がらず,しかも太陽電池パネルの寿命が約10年と短いことや,パネル製造コストがパネルの生成するエネルギーより数倍も大きいというジレンマがある。

 筆者は,本命は地熱エネルギーだと思っているのだが,世の中は洋上風力発電に大きく舵を切っている。イギリスでは3500基,ドイツが3000基がすでに稼働しており,イギリスでは全電力の10%を担っているという。日本でも300基が建設されているらしい。

 大型の風力発電機は,羽根の回転に伴って低音のノイズが発生する。これが周辺住民の健康被害をもたらしているという。そこで,海上に設置して街から離して使おうというわけだ。洋上では大きさの制限もなく,直径100mは当たり前で,直径300mクラスも登場している。発電効率も高く,また稼働時間も昼夜を問わず90%以上という。

 仮に大風で倒されても,環境への被害は少ない。ただ,現在のように台風の規模が巨大化し,設置後の倒壊被害が気になるところである。設置するにも,海上での作業になり,石油掘削リグのない日本ではあまり経験がない。今の10倍,100倍の基数を設置するための建設関連のノウハウの蓄積も必要である。

 ブレードや発電機の分野では,アメリカのGE社が先行している。日本は,石炭併用火力発電では効率を上げて先行し,原子力発電も優秀な設備を作ってきたが,いずれも将来性がなくなってしまった。太陽電池も大型工場が稼働したものの,中国との価格競争に負けて撤退した。波力発電も開発は進んでいるが,設置規模に対する発電量が少ない。ここは,欧米に先行はされているが,一気に洋上風力発電に舵を切り替えて,メーカー総動員で世界に冠たる優秀な洋上発電機を作ってはどうだろうか。世界最大の戦艦大和を作り,世界最大のスカイツリータワーを作った日本である。できないことはない。製鉄所,自動車メーカー,モーターメーカー,重電メーカーがリソースを集中して,開発してはどうだろうか。