jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

海を冷やせ--地球温暖化にブレーキをかけるもう一つの提案

地球温暖化が止まらない。エネルギーの切り替えもおそらく進まない。氷河やツンドラの融解は加速している。氷河,ツンドラの「再凍結作戦」の提案 - jeyseni's diary 2021/12/13 と言っても,何だか詮ない気がしてきた。

 どうせ冷やすなら,1点集中で試してみてはどうかという手段を思いついた。赤道近くの海水を冷却する方法である。

 大型ポンプで海水を汲み上げ,冷却して海に戻す。とりあえず最初は5℃ぐらい下げることを目指す。冷却技術は既存のもので十分である。ただ冷やして戻すだけなので,海洋汚染は限定的になる。

 これに使用する電力は,赤道付近なので太陽電池パネルや太陽光発電が効率よく利用できる。また,ハワイ島インドネシアなどの火山の地熱を利用して発電してもいいだろう。

 どの場所でどの程度の量の海水を何度冷やすか,その冷えた海水の流れはどうか,などのシミュレーションをすぐに行う必要はある。世界には海底の深層水も含めた大きな海水の流れがある。これが停まるとまた別の意味の気候変動を招いてしまう。2021年のノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏の偉業も含めて,日本が先導すべきだろう。

 もし,太平洋の赤道ベルト上の海水温度が下がれば,大型台風の発生も抑制できる可能性がある。空中の水分量が減る分,大雨などの被害も減る可能性がある。ただし,海水温が下がって起きるラニーニャ現象と同様に作物被害が出る可能性もある。

 すべて想像の範囲を出ないが,「気候を制御する」もう一つの方法として,真剣に議論をしてはどうだろうか。おそらく先に提案した,氷河・ツンドラ再凍結案よりも,効果が早く現れるように思うのである。