東京オリンピック2020のウガンダ選手団9人のうち，2人が新型コロナウイルスで陽性が確認された。空港で水際で1人の陽性者が確認されたにも関わらず，残りの8人が濃厚接触者と認定されずに大阪府岸和田市までバスで移動，その後，新たに1人の感染が確認された。バス運転手と添乗員，ホテル従業員，市の職員で応対された方が隔離されなければならなくなった。
来日時に一般の乗客が80人乗っていたことも分かったが，この人たちはいまどういう状況なのだろうか。3日間のホテル隔離などが必要なはずだが，これも対策はされていないのではないか。２月，４月，５月，６月にそれぞれ1人ずつ，複数の国のオリンピック選手の中で感染者が出ていたことも確認された。
バブル方式と言っても，航空機の中ではすでにバブルになっていない。国際大会とオリンピックの違い - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/6。テニスの国際大会でも，選手の移動にはチャーター便が使われた。その後，機内で陽性者が見つかって，錦織選手をはじめとするチャーター便のすべての選手が14日間の缶詰となった。国際大会レベルでもそれだけ厳しくしているのに，オリンピックの複数の選手団ですでにバブルの外に出てしまっている。
もし来日するのなら，すべての参加者がチャーター便で来日することと，オリンピック専用のターミナルを設けることを提案する。本来なら，国際線の第3ターミナルにしたいところだが，第1，第2ターミナルの搭乗客などと交差する可能性があるので，第1，第2ターミナルをオリンピック専用にし，モノレールや京浜急行を第3ターミナルまでとして切り離す。オリンピック関連者が電車やモノレールを使えないようにすることを提案する。あとは，空港から選手村，競技場の間の移動だけを考慮すればいい。
それでもダメだろうな，というのが筆者の気持ちである。
