jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

無関係な人の無知なコメントは無用

これはもちろんこのブログの筆者である自分にも当てはまる。筆者は,新型コロナウイルスについては当事者である。ワクチン接種についても当事者である。したがって,自分の考えで行動し,いいと思ったこと,よくないと思ったことについて,コメントをしてきている。自分が被害を受ける可能性もあり,そのために加害者になる可能性もある。こんな恐ろしいことはない。新型コロナウイルスの研究についても,ワクチンの研究や開発についても,こうあってほしいという考えを書いている。医療機関の関係者をサポートする気持ちも強い。

 オリンピックについては,筆者は当事者ではない。大会を開催することが目的であるIOCオリンピック組織委員会の立場は分からない。何年も練習を続けてきた選手の気持ちも分からない。開会に向けて準備をしてきているスタッフやボランティアの人の思いも理解できない。もちろん,ただの招待旅行を与えられ,ただで多くの国の観光旅行ができるオリンピック貴族の人たちの気持ちも分からない。

 したがって,オリンピックを実施しようが中止になろうが,別にどちらでもいい。ただ,オリンピックを開くことによって,感染が民間に拡大したり,選手の間で感染が拡大して世界から日本が批判されたりすることを防ぎたいためにコメントをしている。

 人流を抑え,人との接触を減らすことが,新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ方法なので,積極的にテレワークをしているし,ワクチンもおそらく自分の年齢としては最短(接種券配布から9日後とプラス24日)で完了させようとしている。万一の感染発症時の自己確認のための抗原検査キットも購入して用意している。外出時の二重マスクの着用,帰宅時のアルコール消毒後のシャワー,部屋へのクレベリンの設置など,たぶんできることはすべてしている。

 したがって,人流を抑える方法,感染者を確認する方法,感染していない人を守る方法(ホワイトゾーン=バブル)などを提案できていると思っている。

 オリンピックを止める方法はないことは分かった。選手には安全に日本で競技してもらい,それをサポートする関係者もしっかり動いてもらう。そのために,不要なのが観客とオリンピック貴族なので,無観客,無オリンピック貴族での開催を提案した。あと,オリンピックを進めないためには,選手が大会をボイコットすることだと提案している。

 この数ヶ月,デルタ変異ウイルスが世界で増え続けている。ワクチン接種がはるかに進んでいるイギリスやアメリカでも,同様であり,日本でも半分以上がデルタ株に置き換わりつつある。しかし,日本はワクチン接種が進んでいない。

 海外と行き来している一般の人でも,14日間の自主隔離が求められている。感染拡大国では最初の3日間は指定宿舎での強制隔離も実施されている。選手も関係者も,オリンピック貴族も,お互いにより接近して競技を行うだろうし,より濃密な接触もある。せっかくの日本で,外出も外食も観光もできない,という状況を我慢できる従順な人たちがいるのだろうか。すでに,ウガンダやその他数カ国の参加選手が,陽性の判定を受けている。自ら最大のパフォーマンスをするためには,自らの行動を律するのがスポーツマンだと思うのだが,それができていない。

 もちろん多くの選手は自分を律することができるだろうが,いざオリンピックという祭典の中で羽目も外れるのではないか。

 で,今回のテーマである「無関係」な人というのは,コロナ禍によって「自由を奪われた」「行動の制限をさせられた」という被害者意識を持っているのに,「オリンピックは中止しろ」だの「検疫がザルだ」だのと批判ばかりしている人のコメントのことである。特に,お笑い芸人のコメントは不要だし,評論家のコメントも要らない。

 厄介なのは,いわゆる有名人のコメントである。俳優であったり,歌手であったり,別分野の学者だったり,そういう人が,オリンピックの開催の是非や,ウイルスに対する恐怖だとか,何も知らずに無邪気にコメントするのが気に入らない。有名人のコメントだから,庶民は信じてしまいがちだからである。テレビだから途中で止めるわけにもいかないのだろうが,それをまたネットニュースが面白がって追認したりするから,さらに話が厄介になる。インタビューするMC側にも責任がある。とにかく,情報がむちゃくちゃである。