jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

開会式前の総括:「誰のための東京オリンピック2020」

2021/7/23午後4時。筆者は自宅で仕事をしながら「ながらビデオ」「ながらテレビ」している。0時40分ごろのブルーインパルス演技についても,テレビで情報を得ようとしていた。

 ブルーインパルスを選手は見ることができなかったのではないか,とまず思った 何のためのブルーインパルスだったのか?【追記】 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 。そして,選手にはテレビを見ても日本語番組だけで,英語で必要な情報が伝えられるネットワークがあるのか,心配になった 海外から来日したオリンピック選手にどんな情報が提供されているのだろうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 。

 IOCバッハ会長以下13人の関係者は,7/22に皇居で天皇陛下に謁見した。会長だけで良かったのではないか,というのが正直な感想である。

 観客なしが決定されても,十分な映像中継ができていれば,日本でも世界どこでも映像を見ることはできる。しかし,映像を視聴できる十分な環境のある国は,それほど多くはない。自国の選手の活躍は,ある程度リアルタイムで見たいだろうが,ニュースだけでもいいという場合もある。日本国内は,多くのチャンネルで同時中継やニュース報道,解説番組が連日放送されるだろう。リアルで競技を見られるのは国民のごく一部。それはどの時代でも変わらないだろう。

 いちばん厚遇されているのがIOC関係者である。一流ホテルが提供され,会場でのリアル観覧もできる。おそらく自由に街中や各地に移動しての観光も用意されているだろう。

 一方,最も割を食っているのが,海外からの選手だろう。宿舎と競技上の間の往復だけの缶詰生活。テレビ番組はなく,外に出ることもままならない。競技が終わったら,おそらくすぐに帰国となるだろう。観光するだけの金銭的・時間的余裕もないだろう。

 4時現在,世界からの大統領・首相級は,アメリカのファーストレディであるバイデン大統領夫人とフランスのマクロン大統領だけ。まだこれから途中参加の可能性もあるが,その可能性はかなり低いと思われる。

 結局,「IOCのために開催を強行した東京オリンピック2020」という構図になるかと思われる。

 それでも,選手にはとにかく最大限のパフォーマンスをしてもらいたいし,競技のあとも気持ちよく帰国していただけるような「お・も・て・な・し」が必要だと思う。「東京Reborn(リボーン)」--箱モノでは未来は見えなかった。来日した選手・メディアに全会場の観覧ツアーを提供してあげたい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 。

 最後のお願いである。