jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

感染前行動によるトリアージュを提案--人流抑制の決め手に

国民皆保健の精神のもと,COVID-19の感染罹患者に対する医療提供は公平であるべきだと筆者は主張してきた 命の選択に忖度があってはならない--COVID-19自宅療養に見る格差社会日本の露呈 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/4。「入院は重症患者や重症化リスクの高い人に重点化する一方、それ以外の人は自宅療養を基本とし、健康観察を強化するなどとした方針」が8/4に出されて,「冗談じゃない」と思った。

 しかし,街中に出歩いている人へのインタビューや,行楽地,海水浴場に出かけた人へのインタビューを聞いていると,「腹が立ってきた」と思った。

 結局,街に出ている人も行楽地に出かけた人も,「人流」を拡大している人ではないか。オリンピック開催中に,選手村に見学に行ったり,記念グッズを買いに行ったりすることも,「人流」を拡大させている人ではないか。

 できるできないという理由はあるにせよ,「Stay Home」していない人が,感染拡大の原因になっていることは議論の余地がない。

 自分が感染拡大の原因の最大要因が人流である。残念ながら,「自分の意思で人流を起こしている人」と「Stay Home,テレワークを確実に実施している人」のどちらも,COVID-19に感染しないという保証はない。かといって,感染して入院の必要がありそうだと判断されたとして,同等に扱われては不公平感を否めない。

 緊急事態宣言や特別措置が発令されている期間のその人の行動を評価し,「人流抑制への協力度に応じたトリアージュ」をすべきではないのか。

 トリアージュは,3段階や4段階,5段階などがある。たとえば医療系では,治療に関しては3段階,これに白(無傷),黒(死亡)で5段階のタグを患者に付けて,緊急度,重傷度の順に治療方法が選ばれる。

1 赤(Ⅰ)

2 黄(Ⅱ)

3 緑(Ⅲ)

 たとえば,「テレワークで週1回以下の出社に抑えている人」が要入院レベルの場合は,「1 赤」の優先入院である。しかし,テレワークが同程度でも,オリンピックグッズ購入に都内に出かけたりしたような場合は,1段階下げて「2 黄」に,テレワークをまったくしていなくても,私用の外出は控えている人,外食をしていない人も「2 黄」,しかしテレワークもしていない,外食は普通に取る,路上飲みもする,といった人は「3 緑」で自宅療養である。

 たとえば筆者の場合は,都内に出る機会が週2回あるので,どれだけ対策をしていたとしても「2 黄」レベルだろう。自信を持って「1 赤」レベルだと主張することはできない。あとは,ワクチン接種と二重マスクなどでの自己防衛で「感染しない」という自信があることと,ワクチン接種によって感染しても重症化しにくいだろうという自信があるから,「2 黄」レベルであっても甘んじて受け入れる。

 テレビ番組でインタビューを受けている人は,無条件で「2 黄」レベル,そして顔モザイクを掛けられて暴言を吐いているような人は「3 緑」レベルで自宅療養である。

 もちろん,ワクチン接種証明,あるいはPCR/抗原検査陰性証明を持っている人は,万が一感染罹患しても「1 赤」レベルで優先的に入院できる。

 このトリアージュ判定は,スマホのアプリで実現すべきだろう。GPS情報で行動を記憶し,1週間単位で判定が行われるようにする。入院が優先されるレベルにするには,自分の行動を規制すればいい。しかし,スマホGPS情報で判定すると,そのスマホは自宅に置いておき,もう1つのスマホを持って自由に出歩く,という姑息な手を使う輩も出てくるのだろう。オリンピック取材の海外メディア関係者が夜の東京に出歩いたりしているのも,GPSで追跡されているスマホをホテルに置いて出かけているのだろう。そういう人は,もうマイナンバー情報に「3 緑」レベルの自宅療養を登録してしまうしかない。

 8/5の国会で,「国会もオンライン会議でしては」という提案があった。実効性のある行動規制をするために,この行動規制トリアージュを導入することを提案する。