jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

知性を感じない電鉄会社

2021/10/1緊急事態宣言の全面解除で通常の電車通勤に戻った。全員マスク以外は何も変わらなくなった。今日は雨天なので、換気は不十分である。

 車内放送では、新型コロナウイルス蔓延防止のためのマスク着用と会話控えめを放送している。雨が降っていなければ、これに窓開けのアナウンスが加わる。

 雨なので、窓開けをアナウンスしなかったのはいいとしても、「窓開けの代わりに車両の換気機能を働かせています」と言ってくれればいいのに、それを言わない。

 つまり、乗客の立場に立って何を伝えれば適切か、という教育指導ができていないのではないだろうか。文面どおり話すのなら、録音テープで十分である。インテリジェンスを感じない。

 COVID-19の感染拡大初期の2021年5月、筆者はマスク着用していない人の乗車、改札内への立ち入り阻止を提案した。さらに、ワクチン接種証明がない場合、改札前で抗原検査を行い、陰性者しか乗せないことも提案した。しかし、電鉄会社は何も動かなかった。

 現在、改めてエスカレーター歩行禁止を全国数十社共同でキャンペーンをしているらしいが、ポスターを貼って放送をするだけで、具対策は何もしない。筆者はエスカレーター側の工夫やシール貼りなどを提案しているが、もっとほかにやり方があると思うのである。

 たとえば、エスカレーターの乗り口のところに立って、2列で乗ることを指導したり出きるし、右側の列に入って自ら立ち止まって歩行を止めることもできる。

 確かに、お客様の中には、非常識な人も多い。客同士だとトラブルになるので、誰も口出ししない。かといって駅員が制服で注意すると、この制服が気に入らない人もまた多い。権力で押さえられることが嫌いな人もいるからである。1対1だと、つい暴力的になる人も多い。

 公共交通機関の職員には、客を制止する権限がない。手で押さえようとすると、傷害罪で訴えるとわめく客も多い。

 結局、電車の中での犯罪に対して電鉄会社側は何も打つ手がなく、ただ放送を繰り返すだけになってしまう。

 海外の電車のように警察官が常に乗っている国よりは遥かに安全なのはありがたいが、非常識な客を野放しにしているのももっと恥ずかしい。

 監視カメラの増強と犯罪者の特定、追跡と確保などの一連の業務を警察と連携できないものだろうか。さらにIT を活用した工夫がまったくなく、遅れを感じる。