jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

冬場は「換流・排気」--窓開け換気ではウイルス対策は不十分

ようやく冬場になった気がする。新型コロナウイルスの第8波が始まったとされているが、世の中の反応は極めて鈍い。医療関係者からの悲鳴も上がって来ているが、一般庶民は何の反応もない。たまたま、ワクチン接種に来た人はそれなりの関心があるだろうが、世の中の9割は無関心、無反応である。

   筆者はずっと、換気の強化を訴えて来ているが、こちらも反応はほとんどない。まして冬場に入り、電車の窓開けもほとんど行われていない。

   窓開けの欠点は,急なすきま風が異様に寒いからである。すきま風が寒いから窓開けをしなくなる。たとえ1時間に1回,5分間開けよう,ということすら,億劫になってくる。

 最近,電車の車内放送で,窓開け5分で車内の空気が入れ替わる,と言われている。しかし,筆者は「空気の入れ替え」は必要ないと思っているのである。

 というのも,1時間に5分,窓開けで換気したとしても,残りの55分間は室内のウイルス濃度がどんどん上がっていくからである。感染確率は,ウイルス濃度×暴露時間で決まってくる。定期的な換気では,感染確率が2乗で上がっていくだけである。

 筆者お薦めの方法は,常時「換流+排気」することである。つまり,室内の空気を常にかき回しつつ,一箇所から換気扇で常に換気する。換流することで,濃度を一気に拡散させ,1人の前でのウイルスの滞留時間を減らす。そして常時排気することで,少なくともウイルスの総量を減らすことができる。感染確率を確実に下げることができる。

 室内にはサーキュレーターを複数設置して,渦を巻くように風を回す。そして1ヶ所から換気扇で換気する。それだけである。これなら,外気はゆっくりと入ってくるので,すきま風のような寒さは感じない。