jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

対「スマホ歩き」ARメガネの構想

スマホ歩きがなくならない。ある人によると、これは人と機械が一体化すると いうサイボーグ状態なのだという。「自在化身体」ともいうらしい。

 そこで、このサイボーグに対抗する防御ツールを考えた。とりあえず「逆ナビメガネ」としておこう。

 基本はAR (拡張現実)メガネである。歩きながら装着して使用する。

 向かってくる歩行者はもちろんレンズスルーで実体が見えている。これに、各歩行者の進む方向と速さをリアルタイムで矢印表示する。そして自分の進路にクロスすると予想される歩行者の矢印を赤で点滅表示して、注意喚起する。さらに、右に寄るべきか左に寄るべきかを矢印で指示するような機能を持たせる。

 人の進んでくる方向など、なかなか予測ができないし、さらに直前に進路を変えてフェイントをかけることもあるだろう。そこの判断はAIを利用して、徐々に精度を上げていくことにする。しかし、おそらくAI も混乱するであろうと思われる。いずれ、「何手先を読むか」などのアルゴリズムも生まれるだろう。

 一方、スマホ側にもサイドカメラを設け、スマホ歩きしていても前方の人の動きを検出し、所有者にアラートを出す仕組みが必要になってくる。「スマホ歩きはやめましょう」と言っても聞かないのだから、危険を所有者に知らせ、場合によってはゲームを強制中断させるなどの処置も必要である。

 これらの仕組みは,すでにクルマ用の自動認識システムでも実用化している。スバルのI-Sightが最も進んでいるかもしれない。人と人がぶつからないように交差する様子は,渋谷にスクランブル交差点でうまく相手をよけることや,鳥や魚の群れが一斉に方向を変えてもぶつからないことなど,動物にはもともと備わった能力のはずである。しかし残念ながらスマホサイボーグ化されると,この能力は失われるようである。ならば,その機能をスマホ側に持たせるように進化させることも必要になってくる,というわけである。

 方向感覚を失った人類がナビシステムに頼るのと同様,歩き方も「逆ナビ」に指示されなければならないようになったのかもしれない。ただ,通り魔などの危険も増えている現在,不審な行動も事前に見抜くことで,災いを避ける確率が多少でも上がることが,こういうシステムには求められている。I-Sightで本当に事故は減るのか,自損だけでなく,不審ドライバーからも身を守れるか,また検証してみたい。