jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

横断歩道の手前での徐行はかえって危険--アクセルを踏み込む危険性がある

横断歩道を渡ろうとする歩行者を保護するために、横断歩道で停車するかどうかの調査結果が毎年行われている。先日、運転免許証の更新時講習でも紹介された。最も停まるクルマが多いのは長野県で85%。筆者の地元は下から4番目で24%だということである。

   安全を売り物にしているクルマの広告で、歩行者の検出範囲を広げる技術開発を唱い文句にしている。交差点の左折時に左から来る歩行者を検出して自動で停車するというデモンストレーションである。

   しかし、そもそもこの左折時には最大限の注意が必要で、横断歩道の歩行者はもちろん認識しなければならないが、むしろ、クルマの左をすり抜けて行こうとする自転車やバイクを検出して巻き込み事故を起こさないようにすることがまず求められるのではないか。

   そもそも、横断歩道を人が歩いているのに、徐行でジワジワと近づいて来るクルマが非常に多い。歩行者が歩き終えるだろう、という見込み運転の典型である。このとき、おそらくほとんどのドライバーは、アクセルの上に足があるだろう。したがって、仮に歩行者が歩くのを停まったとき、慌ててブレーキに踏み換える動作をするのに遅れが生じる。最悪は、そのままアクセルを踏み込んでしまうことである。

   筆者の場合、ブレーキペダルの踏み方を調整し、横断歩道の手前で停まれるように減速する。歩行者が渡り切らなければそのままブレーキを踏み込んで停車できる。急に自転車が突っ込んできても、対応できる。

   さらに言えば、歩行者が渡り切るまで停車している。右に渡るときでも、歩行者が半分をすぎるまでは停車している。急に忘れ物を思い出して渡り戻るかもしれないからだ。

   夜間の信号停車時の前照灯を消すマナーも、最近栃木県で話題になった。新しいクルマでも、意図してすいっ操作をしない限り、消すことはできない。なんでも自動化するのは結構だが、「何をどう自動化して便利になったのか」を教育する必要があるだろう。クルマに限らず、スマホもパソコンもドローンもすべてである。