jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

年齢に比例して通勤距離が長くなったことの考察【追記】ウォーキングマシン+PCで立ち仕事--意外に快適かも

2020年に始まった新型コロナウイルス蔓延から2年。2022/2/15現在,重点措置が延長されて引き続きテレワークの延長申請をした。2年前は「不要不急の外出を避ける」「3蜜を防ぐ」ために,人流を減らすのに協力するとともに,自分自身も人との接触を避ける目的でテレワークを始めた。2021年はようやくワクチン接種が始まったが,東京オリンピック2020前後の第5波に伴う緊急事態宣言に協力して,テレワークを続けた。

 2022年は,オミクロン株による第6波が一気に広がり,2月に入って3回目のワクチン接種を受け,気持ちの上での安心感があるものの,家族メンバーのcocoaアプリに濃厚接触の疑いが出たり,会社のメンバーの家族が感染するなど,身近なところでの感染が起きるようになり,引き続き可能な限りテレワークしたいと思っている。

 社会人になった頃は,パソコンもワープロもなく,すべて手書きだった。残業は当たり前。週の2日は終電,さらに週1回程度はタクシーで帰るような日々だった。サブロク協定もなく,月300時間などの制限もなかった。若かったし,とにかく仕事は面白かったので続けられたが,今だったら非難轟々かもしれない。ただマスコミというのはそういう仕事だと思っていたので,苦にもならなかったし,それなりに自己管理もできていたと思う。

 最初は都内のアパートで生活を始めた。電車に乗っている時間は30分。前後合わせても通勤時間は50分だった。その後,隣の県に移ったが,1駅遠くなっただけなので,通勤時間は変わらなかった。ただ,終電車が早くなったための調整は必要だった。

 その後,会社の所在地が都内で転々と変わり,それまで1本の経路で通勤できていたものが,電車を2回乗り換える必要ができ,通勤時間は1時間30分に延びた。さすがに残業の管理は厳しくなった。

 家庭ができ,自宅を持つことになって,環境は一気に変わった。始発駅を狙って引っ越したが,始発電車は急行電車ではないため,都内に入るまでまず45分かかる。そこから2回乗り換えるのだが,始発に乗るために駅で必要な時間が15分増えた。これらによって,ドアツードアでは2時間近くかかることになっている。それでも,通勤時間の半分は座るので,それほど苦ではなかった。ノートパソコンも,当初はバッテリーが2時間程度しか持たなかったのが6時間は当たり前となり,電車の中で簡単な仕事は進められた。まだスマホもなく,1両の中でパソコンを開いているのは1人か2人という時代だった。

 現在,オフィスと自宅のPCにはほぼ同じ環境を作っている。ロックをかけたUSBメモリーを持ち歩くことでデータをシンクロさせ,同じ業務をどこでもできる体制にしている。ネットワークの高速化も進め,性能的にはオフィスよりも高い状態にしている。ウイルスセキュリティーは自前だが,正式なブロックソフトで対応させている。

 この状況で,テレワークの実施はメリットが大きい。通勤に使う往復4時間は有効に使える。睡眠時間の確保,家族サービスの増加,思考時間の中に自由思考をすることができ,たとえばこのブログを書いたりしている。もともと頭脳労働と相手との交渉ごと,社内での調整が中心の仕事なので,オフィスでリラックスできる時間もあった。しかしオフィスでは私用でPCを使うことはできないので,テレワーク中に自分の時間を使えるのはメリットが大きい。ほどほどだが,買い物や金融機関に出かけることもできる。ワクチン接種の予約も日程や場所の選択肢が多くなった。

 一方,健康的にはデメリットもある。まず徒歩の歩数が圧倒的に減った。通勤では,オフィス内の移動も含めて1日8000歩から1万歩などは普通にカウントされたが,テレワークではほとんど移動がなく,1000歩も歩かない日が続く。食事時間を家族に合わせる必要があり,思ったよりも不規則になったりする。そして,安心してアルコールを飲むことができるため,毎日のように飲酒が進んでしまうことである。

 10年前に早期退職した後,失業保険を受けながら就活していたころから,在宅といえば在宅だったため,腰回りは増えて行った。肥満ほどは行っていないまでも,メタボレベルに入った辺りで何とかキープしている。そろそろ何とかしなければならないと思いつつ,PCに向い,クルマを運転し,テレビを観ながら食事する,という生活パターンは,まずいなと思っている。

 就活中,さすがに家に居づらくなって,喫茶店やスーパーのイートイン,ネットカフェなどに出かけてPC作業をすることにも挑戦したが,何となく落ち着かず続かなかった。

 実は自宅には簡単なウォーキングマシンがあるのだが,ほぼ眠った状態にある。「歩きながらパソコン」というキーワードで検索してみたところ,「トレッドミルデスク」という商品としてパソコンデスク付きのウォーキングマシンが販売されていることを知った。ちょっとパクってみようかな,という気持ちもある。

 IT企業で,オフィスからイスをなくすという話が一時期あった。バランスボールをイス代わりに使うという話もあった。こうした企業は,その後どうなっているのだろう。ほぼテレワークに切り替えた企業のオフィスの中継では,立派なゲーミングチェアと大型ディスプレイが並んだガランとしたオフィスが映っていた。ひょっとしたら,こういうテレワークに積極的な企業の場合は,オフィスの方が快適なのかもしれないと思いつつ,筆者はいかにテレワーク環境を快適にするかに,もう少し投資をしてみようと思う。

 おそらく今の仕事もあと数年かな,とも思ったりする。できれば,今のような言いたい放題で脳トレしながら,世の中に少しでも役立つような提案ができればと思っている。ただ,このような文字メディアは,奇をてらった小説以外は衰退の一歩をたどっており,映像,音楽などでのパフォーマンスができなければ,ニーズは極端に少ないと思っており,新しい取り組みへの切り替えができるかどうかもカギを握っているかもしれない。個人的には難しいので,パソコンのソフトと連携して,いろいろな提案をできればと思って,挑戦を続けている。

【追記】早速,眠っていたウォーキングマシンを部屋にセットしてみた。もちろんデスクは付いていないので,壁の前に積んだ箱の上に板を乗せ,簡易のデスクとしてみた。

 普通のウォーキング速さだと,ちょっと速くてPC操作ができない。のんびり歩く速度に設定すると,無意識にキーボードやマウス操作もできるようである。

 また,送りを止めてみると,立ち仕事態勢になる。これも実は初めての経験なのだが,意外に大丈夫で快適に思えた。