jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「信号が青になったら前のクルマに続いて動き出す」は危険なのか--スムーズな流れを作ると思っているのだが

筆者は,信号が青になってクルマをスタートさせるとき,前のクルマが動き出すタイミングでブレーキを緩め,動かし始めるようにしている。前に2台停まっている場合は,2台前のクルマが動きだしたことを確認した後,前のクルマが動くのに合わせてクルマを動かし始めるようにしている。これが一番スムーズな流れを作ると信じているのだが,最近はどうもそうでもないようである。

 特に厄介なのは,前に停まっているクルマがハイブリッド車の場合である。ハイブリッド車の走り方マナーの悪さは,以前にも指摘している クルマのマナーをもう一度 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2020/12/30。モーターでスタートしてからエンジンがかかるまでの数秒間,スピードの上がり方がエンジン車と異なるからだ。

 そもそもモーターは回転数ゼロの状態でトルクが最大になり,ハイブリッド車は最も加速がいい状態である。EV車はゼロスタートから一気にスピードを出すことができる。一般のEV車でもおそらく,エンジン車のポルシェよりも加速がよく,たとえば時速100kmに達するまでの時間も短いはずである。

 しかし,ハイブリッド車のドライバーは,エンジンがかかるのを極力引き伸ばしてモーターで走ろうとする。エンジンがかかるとガソリンを使うので無駄だと思っているのである。このため,モーターからエンジンに切り替わるまでの時間をできるだけ引き延ばそうとしてノロノロと発信する。実に不愉快である。

 一方,エンジン車のエンジンは,回転数を上げないとトルクが出ない。ギア比を上げて,エンジンの高回転時にクラッチをつなぎ,車体を動かす。ある程度のスピードまで上げないとエンジンへの負荷が大きくなり,エンストを起こす。現在のオートマチック車はこの辺りの切り替えを自動的に行うのでエンジンへの負荷はほとんど気づかないが,実は結構難しい制御をしている。したがって,なるべく早くスピードを上げたい。

 このゼロスタート時の走行パターンの違いにより,筆者のように前のクルマと同時に発進すると,前のクルマに接近しすぎてしまう。

 ハイブリッド車が新車の半分になり,街中を走るクルマの1/3がハイブリッド車である。エンジン車に乗っている筆者が気持ちよく走れる機会が減っている。イライラしたくないがイライラしてしまう。なんとかならないものだろうか。それとも古いドライバーのエゴだろうか。