jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

毛はキャラとして大切--ペットのがん治療において

我が家のペット犬2匹のうち1匹が、消化器系のがんと診断され、2022年8月から抗がん剤治療を受けている。2022年中には死ぬかもしれないと言われていたが、幸いにも現在も生きている。

   食事が満足に摂れず、体重も半減し、ガリガリになっている。抗がん剤の影響と、食事内容の制限により、脱毛が激しくなっている。尻尾、背中、そして脚と、次々に毛がごそっと抜けて地肌が見えてきている。ここ1ヶ月は鼻にあった毛も抜け始め、鼻筋が見えてきている。ずいぶん、顔だちが変わってしまった。

   もともと、鼻筋が長く、小さい頃は「700系新幹線」と呼んだこともあった。今は鼻が尖って見えるので、オポッサムみたいに見える。

   しかし、もともとのつぶらな黒目は健在。体調が悪いにもかかわらず、筆者を含めた家族をじっと見つめてくれる。この 1週間は少し元気を取り戻して、短いながらも散歩もできている。どこまで頑張れるか、しっかりと世話をしてやりたいと思っている。

   これまでも、トリミングに行ってカットして帰ってくると、ずいぶん印象が変わった。がんと診断されてからは抜ける一方なので、トリミングにいくこともなかったので、このままか、さらに頭の上の毛も抜けるのか、という感じなのだろうと思われる。それでも命が続く限り、世話をしていきたいと思っている。

   哺乳類や鳥類などの生き物は、骨の上に皮を被り、さらに毛や羽をまとっている。骨格にも個性はあるが、表情を産み出すのは皮とそのしたにある筋肉や脂肪、そして皮の表面にある毛とその色使いである。犬でも、眉毛のような模様があると、人のような表情に見えることがある。個性も大切にしたいと思うが、最初の印象というのもなかなか強烈である。筆者にとっての2匹の犬は、家族として記憶に残していきたいと思っている。