jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

街中でのティッシュペーパー配りが無くなった--吊革を持つ時に使用するのにだんだん不便に

海外から日本に来た人が驚くことの1つに、街中でのティッシュペーパー配りがあるそうである。広告と引き換えにティッシュペーパーがタダで配られる。驚きだというのである。

    市販のティッシュペーパーに比べると、クオリティは低いようである。表面がざらついていたり、薄かったりするらしい。

    鼻をかんだりするには痛いかもしれないが、それでも十分な働きをしてくれる。日本の製紙技術は世界一なので、オマケのティッシュペーパーでも十分なクオリティと感じる。

   一時期は夜の飲食店の広告が結構な割合だった。その後、予備校やスポーツジムの広告が増えた。しかし、いつの間にか配布がなくなった。

    1つの理由は新型コロナウイルスだろう。ティッシュを手渡しされることへの抵抗があり,受け取ってもらえない状況が続いたからだろう。ティッシュ配りのアルバイトは,配り終えるまで仕事を終わることができない,というのが一般的である。通常,たとえば2時間で配り終えるところが,4時間経っても配り終えることができない,となると,そのバイトそのものを辞めるだろう。配布してくれるバイトがいなければ,雇い主も仕入れすることができなくなり,ティッシュ配りそのものがなくなってしまった,ということだろう。

 2023年5月8日,新型コロナウイルス感染症の扱いがインフルエンザと同じ五類に変更になり,街中に人があふれるようになった。またティッシュ配りも始まるのかもしれない。

 ちなみに,筆者はティッシュを持ち歩くことは基本的になかった。幸運なことにまだ花粉症にかかっていないからである。しかし,コロナ禍で表のモノにはなるべく触らないクセがついてしまった。特に,電車の吊り革は素手ではつかめなくなった。当初,手袋をはめようかとか考えたが,その手袋を外したとしてもその手袋をどう処理するかに迷ってしまった。

 そこで考えたのが,ポケットティッシュを手のひらに重ねてから吊り革を持つことである。ティッシュを1枚取り出し,一度広げてから1/4に折る。するとちょうど手の平の大きさになるので,これで吊り革を持つのである。手のひらからティッシュは少しだけはみ出すが,それほど大げさには見えない。使用後はそのティッシュを丸めて捨てればいい。

 これは,精神的にずいぶん楽になった。

 そもそも,人の手のひらはお世辞にもきれいとは言えない。すでにあちこちを触ったりしているし,自分の身体を触ったりもしている。その手で吊り革にも触るし,数十分にわたって吊り革を掴み続けると汗もかく。その汗も吊り革に付く。よく考えれば,非常に汚いことがわかる。筆者は,テレビ番組で取り上げられるような潔癖症ではないが,特に身体に触った手で吊り革を持たれるのを見た後は,絶対にその吊り革を持つことはできなくなった。ティッシュ作戦は,実に簡単なので,オススメしたいと思う。

 ちなみに,「抗菌仕様」と書かれた吊り革もあるのだが,抗菌剤ではウイルスを死滅させることはできないし,死滅できる細菌であっても一瞬で消えるわけではない。次から次へと人が触るところに抗菌材料を使用したとしても,効果は限定的だと判断する。翌日の朝一番までには減菌できる,程度と考えた方がいいと思うのである。

 どうしても触れなければならなかったことを考えて,アルコールスプレーはまた持ち歩くようになっている。5/8以降,これまで各所にあったアルコール消毒液が撤去されつつあるからである。当面は,「個人の判断」であり「個人による防御」のために,まだまだいろいろな方法を採ると思っている。