jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ロボットの動作プログラミングって面白いですか--これでIT人材不足がなくなるとはとても思えない

小学生からプログラミング教育をする試みが進められている。たいていは,ロボットの動作をプログラミングするもので,条件に応じて右に曲がったり左に曲がったり停まったりすることで,障害物にぶつからないように動作させる。
 プログラミングというより,動作を組み合わせる「スクリプト」に近い。自分の設定したとおりにロボットカーが動くのは確かに最初は驚きだろう。
 しかし,その次に何を教えるかが問題である。動かす相手が,実物のロボットからディスプレイの中のオブジェクトに変わるかもしれない。ゲームのプログラミングに近いものになるかもしれない。しかし,すでに自分で遊んでいるゲームソフトとの差は歴然である。製品のレベルのプログラミングまで興味を持ち続けられるかどうか,怪しい。
 筆者は,スクリプトベースで物事を自動化することで大量のデータ処理を効率良くできる仕組みを作れる方がいいと考えている。カード型データベース「ファイルメーカー」は,今進めている「プログラミング教育」にピッタリ--Chromebook上で動かす必要がある - jeyseni's diary 2022/3/27 で,ファイルメーカーによるスクリプトベースでの自動化について紹介した。実はこれを30年近く極めている。ノンプログラミングでも自分の実現したいことを相当実現している。
 いまや,ChatGPTが必要なプログラミングコードを自動的に吐き出してくれる時代になってしまった(「ChatGPTでプログラミング」はアリ--記号1文字の間違いでバグになるような世界こそ,コンピュータにやらせよう - jeyseni's diary 2023/4/12)。「生成AIは取り扱いを誤れば核兵器と同じような人類破壊につながりかねない」というAI専門家自身のメッセージも出されているが,IT技術者のプログラミングコードづくりのような非人間的な作業は生成AIに任せると,ケアレスミスによる間違いが少なく,作成効率が格段に上がると思われる。
 さてでは小学生のプログラミング教育はいったい何の役に立つのだろうか。論理的に物事を考えるよう指導することだろうか。しかし,実際は三段論法のように物事は単純に進まず,逆に飛躍した論理が新しい発見につながることもある。画一的なプログラミング教育は,返って害があるような気がしてならない。
 生成AIによって,プログラミングの世界はとんでもない展開が待っているような気がする。もはや,人間が1文字ずつプログラミングを打ち込む時代ではなくなるのではないか。ならば逆に,しょうもないお遊びで生成AIを使うことをやめ,IT業界が集中的に生成AIを使うノウハウを身に着けることで,一気に挽回できる可能性があると考える。それを考えるのが,現在のIT技術者の使命だと思うのである。