jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

Excelから直接インポートできるデータベースアプリ「Table Notes」でファイルメーカーデータをスマホに移植

スマホ用に「Access Viewer」を設定--ファイルメーカーのテーブルを変換して利用することに - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/6/3 と書いたばかりなのだが,Viewerなだけに追加や修正ができないあたりが少しもどかしかった。元のファイルメーカーのデータを直接読み込めるアプリは,今のところ適切な価格では存在しないので,いったんMicrosoft Accessに移管してから読み込むという流れを構築したのだが,できれば修正や追加もした方が望ましい。

 Access Viewerを使うには,ファイルメーカーExcelAccessAccess Viewerと間にAccessが入る分,面倒になる。そこで,ファイルメーカーからエクスポートしたExcelのデータを直接読み込めるAndroid用データベースアプリを探したところ,「Table Notes」というアプリを見つけた。まさに,Excelファイルを読み込んで新しいデータベースを作るという使い方ができる。

 一般にデータベースソフトは,対象となる項目についてその属性を予め定義した後にデータを作成する。項目の条件(テキストか計算式かなどの属性)を最初にイメージするのは結構たいへんである。その点,Table NotesではExcelの表で項目を作っておくだけで,勝手にフィールド名を作ってくれるので,一発でデータベースが完成する。しかも,編集もできる。

 データのマルチ活用という意味では,この使い方はベストかなと思ったりする。ちなみに,活用するためのデータは意外に少なく,今回移植したのは4種類のデータに過ぎなかった。ファイルメーカーが単なるデータ管理だけでなく,さまざまな文字処理をしたり,スクリプトで自動化できたりするため,筆者にとっては欠かせないソフトなのだが,どうも同じことをスマホ上ですることは,困難なようであり,データを見やすい形で活用する,というコンセプトに変えることにした。