jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

脚は投げ出さず、折り畳めば筋トレになる--電車の席の使い方

筆者の脚ストレッチはまだ継続中である。半マヒ状態から感覚が戻って来る中で、いわゆる肩凝りと同じような不定愁訴が続いているからである。肩凝り同様、こちらもなかなか根深い。

    歩く時も、歩幅を変えたり、足首の向きわ変えたりして、足腰にさまざまな刺激を与えている。脚のいろいろな筋肉や筋が反応して、体重を支えてくれる感覚がどんどん甦ってくる。感覚の無かった左脚だけでなく、右脚も新たな刺激が加わり、新しい筋肉の意識が増えている。

    一方で、椅子に座ってじっとしている時は苦痛である。そこで、足首を椅子の下に潜らせ、腰を浮かせるようにして、足首や膝に自分の体重を掛けて、ストレッチしている。これが気持ちがいいのである。

    ところが、オフィスチェアは下にローラーが付いているため、力を入れられる方向が限られる。下手に斜めに力が入ると、左右に移動してしまうからである。

   そこでありがたいのが、電車のシートである。どんなに力を入れて脚を踏ん張っても動くことはない。しかもシートの下には広い空間がある。つまり,シートの真下に曲げ入れた足首をどの方向にも向けられるし,力も加えられる。オフィスチェアだと椅子の脚が邪魔になるが,電車のシートの下には邪魔モノがないのである。

 この電車シート下での脚ストレッチが実に気持ちがいいのである。

 電車のシートと言えば,脚を投げ出して座る人へ注意されている。脚は投げ出さず,シート下に折り畳めば,邪魔にはならない。むしろ,シートにしっかり座ることになり,膝の突き出しもなくなる。

 ただし古い車両だと,シートの足元に暖房用のヒーターが置かれているので,足元の空間が限定的なこともある。その場合は,足首を伸ばして靴の裏をヒーターのパネルに押し付けるようにすれば,足首ストレッチになる。

 また,脚の伸縮をあまり速く行うと,隣に座っている人に迷惑がかかる。ゆっくりじわっと,電車の揺れにあわせて動かすのがオススメである。さらに,急ブレーキなどで脚に想定外の力が掛かる可能性を予測して,ある程度の余裕を持ってストレッチした方がいいだろう。このあたりの匙加減は,自分の身体と相談しながら,徐々に強めにしていくなど,考えながらしてみてほしい。