jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

車載ナビの音声操作のため,旧タブレットを車載用とWOL用に酷使することにした件--ダッシュボードには5つのディスプレイが並ぶ

自宅PCのWOLを旧タブレットで構築--もったいない使い方だが最後のお勤めに - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/5/22)と書いた。バッテリーが劣化し,当初はクルマに載せてナビとして使おうとしていたQua tabを,筆者の部屋で常時充電してオフィスからのWOLWake on LAN)用にのみ使うことに決めたばかりだった。

 トヨタや日産など各クルマメーカーの純正ナビや,スマホアプリのNAVITIMEが完全に音声対応しており,特に純正ナビではクルマに乗った途端にナビの目的地設定を会話できる機能が備わっているのを確認した。

 筆者が設定したタブレット版カーナビは,Wi-Fiモデルでオフラインマップ(Organic Maps)を使うことを宣言したのだが(Organic Maps:オフラインマップOsmAndの対抗馬--地図がシンプルで広告なしと海外でも高評価 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/5/21),残念ながらOrganic Mapsも OsmAndも音声認識には対応していないため,車載で使う際に画面を見ながらのタッチ操作が面倒なことを改めて認識した。特に,Qua tabが古い機種のため,タッチに対する応答性も悪いことも原因の1つである。

 アプリで音声認識が使えるのは,NAVITIME以外にはgoogle mapとY!カーナビがある。ただし,いずれもオンラインでなければ使えない。そこで,いったんは自宅のWi-Fi接続のみに降格したSIM入りのQua tabを,再度カーナビ用に昇格することにした。クルマに乗るときは充電から外し,車内で充電ケーブルを付ける。部屋では常時充電モードでWOL用として使う,という二刀流である。かなりの酷使になると思う。

 こうなると,選択肢はおのずと「Y!カーナビ」になってしまう。google mapは最近,オフライン状態になったときのナビ機能が向上して正確にナビができるようになったと評価されているが,相変わらず走破困難な細い道を案内する状況は続いている。トヨタのmoviLinkは,目的地設定のみ音声入力ができるが,その他の操作は手動で行う必要がある。パイオニアのcocciも期待していたのだが,目的地の音声入力にも対応していない様子である。Y!カーナビのみが,「ねぇYahoo?」からの呼びかけで「◯◯へナビして」と言えば設定してくれるし,設定後に「ナビを始めますか?」と聞いてくるので「はい」と答えればナビが始まる。ナビの正確さ,地図の見え方も問題ない。無料で使える点も評価できる。

 Android端末を車載で使うことを考えたときに,まずスマホをナビに使うことを考えた。しかし,スマホは電話が掛かってくる可能性があり,またLINEでメッセージを送ったりする必要もある。ナビの途中で通話やメッセージに切り替えて使うのがなんだかスマートではなかった。ナビのためにホルダーに固定していても,電話やメッセージ操作のためにはクルマを路肩に停止させ,スマホをホルダーから外して操作する必要があった。

 この辺りは,ディスプレイオーディオを使うとうまく行く可能性があるのだが,ディスプレイオーディオでナビアプリと他のアプリを2画面表示できる機種は限られており,さらにこれを音声でコントロールすることはハードルが高そうである。クルマで1日中仕事をするとか,高速利用などで途中で停車できないなどの場合は,電話のハンズフリー設定とマイク・スピーカー・イヤホンの設定をした方がいいだろう。おそらく,そういう使い方をする人は,ハンズフリー操作が簡単なようにハンドルにボタンが付いているようなクルマを選択すべきだろう。

 筆者の場合は,スマホスマホとしてどうしても使う必要がある場合にはクルマを停車して手で操作し,タブレットをナビ専用にする,という選択にした。そうすると,筆者のセレナの場合,古いナビがセンターのダッシュボードからせり出して表示し,その下のオーディオ前にスマホを横置き,さらに手前にタブレットホルダに取り付けたタブレットでY!カーナビを表示。ルームミラーの左には前後を撮影するドライブレコーダーの小型モニター,そして左側にはドアミラーに取り付けた小型カメラで左前タイヤ周辺の死角を解消するための小型モニターがあり,全部で5つのディスプレイが使われていることになっている。いずれも純正ではない。もちろん,前方,側方の視界は完全に確保して取り付けてある。筆者が,安全重視をしつつ,機能を高めてきた結果だが,やはり趣味の範囲かもしれない。スマホが登場したとき,「これでナビとドラレコを統合できるかな」と思ったものだが,1画面で何でもできるわけではなく,分割すると各画面が小さく,クルマに固定すると使いづらく,一方で大型モニターを設置する場所もない,というジレンマが,あまり格好の良くない5台モニター型になった理由である。