jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。

Amazonの「ロジ」「ネット」に驚愕

新型コロナウイルス禍で需要が高まったのが,ロジスティックス(物流)関連企業だろう。国内だと,日本郵便を筆頭として,ヤマト運輸,佐川急便のこの3つのシステムが,一気に高まった需要に追い付けないような状態のようだ。

 というのも,「ロジ」には実はお金がかかるからである。ロジを支えるのは,ヒトとクルマで,これには人件費と車両代という固定費がかかってくる。燃料代もかかる。

 しかし何よりも,このロジを動かしているAmazonなどのネット注文が,日本中から瞬時に取引を確定してしまうので,ロジのヒトの流れ,クルマの流れが追い付かない。振り回されている,というのが現状だろう。人件費はバイトで,クルマはそのバイトくんのクルマでという具合に,固定費をできるだけ少なくして運用している。いつでも切り捨てる体制を取っているといえよう。

 一方,モノの注文を受け付ける最大手のAmazon。これは本当に独占企業になってしまった。筆者がテレワークをほぼ何不自由なく進められるのも,Amazonがあってこそになっている。複数のショップからの情報が一元化されているので,商品比較,価格比較が即座にでき,面倒な配送料の追加なしでしかも翌日配送される。筆者の家の近くには,関東での大手家電量販店があるが,ここで買うのは商品説明がほしいときだけになっている。確かに,目の前のデモ機で動作を見たり,手に取って重さを感じることは必要だが,これらに費やす時間を考えるとネットショッピングに軍配が上がることが多い。もちろん,購入してがっかりすることもないわけではないが,購入者コメントなども参考にすると,当たりという方が多い。この辺りも,消費者心理を突いている。

 テレビなどで少し紹介されているAmazonの裏側では,自動倉庫,無人搬送車を駆使し,人によるピッキング(取り出し)作業もバーコードで自動的に指示がされるようだ。かつて,日本の製造業が構築した無人化工場が,Amazonの配送センターに実現されている。ネットでの注文が秒単位,ピッキングが分単位,そのあとのロジが時間単位,ということで,最も利益率の高い部分をAmazonが握っていることは明らかである。

 倉庫の中(Amazonのメニュー)を見ると,実にさまざまなモノが見つかる。海外でしか売られていないお菓子なんかも買うことができる。パソコン小物などは,中国から発送されることも多く,到着に1週間とか1カ月かかったこともある。「やられたかな」と思ったこともあるが,最終的には届くか,途中でキャンセルするかどうかを聞かれる。実によくできていると感心する。

 さて,タイトルにある「驚愕」だが,実はこれらの仕組みのことではない。この新型コロナウイルス禍の最中でも,ネットでポチっとすれば翌日にモノが届く感覚が変わらないことにも驚いているのだが,もっと驚いたのが海外ショップの利用である。

 以前は,例えばアメリカで売られているものを日本で買おうとすると,支払いにはアメリカの銀行口座が必要だった。おまけに,日本に送るのは輸出に当たるというので,税関手続きまでする必要があった。クレジットカードもその場でしか使えなかったし,電子端末決済もなかった。ネット時代になっても,筆者は英語しかできないので,英語サイト以外は手が出なかった。

 いま実は,筆者の娘がスペインに留学している。このコロナ禍ではあるが,感染が爆発している首都のマドリードからははるかに離れた南にいるので,多少は安心している。

 しかし,日本から郵便局のEMSで発送した荷物が現地に届かないのである。発送してすでに2カ月が経過するが,どうもまだ成田あたりに放置されているらしい。その前の月に受け付けたという荷物もまだ日本にあるらしい。直行便のある国との間は半月ぐらいで送られているらしいが,スペインとは直行便がなく,発送の手配ができないとの回答だった。クリスマスに間に合うようにと発送したものが,全く間に合っていない。帰国までに届くのか,といった心配も出てきた。

 送ってほしいというアイテムも,一緒に入れて送ったのだが,間に合わない。壊れて使えなくなりつつあり,だましだまし使っている,というので,急きょ,Amazon Spainで買って配送してもらう手を考えた。

 サイトはもちろんスペイン語表記。まったく意味が分からない。英語で連想してみるが,意味が分からない。しかし,ここはgoogleのWeb翻訳機能が生きてくる。一発で日本語に変換された。検索して該当品も出てくる。購入しようとすると,会員登録が求められる。さすがに日本での登録では使えないらしい。発送日数を見ると,prime会員だと3日,一般会員だと10日かかるというので,prime会員登録を選んだらできた。支払いのクレジットカードの認証も通過した。配送先として,ステイ先の住所を入力すると,これも登録できた。最後に購入ボタンを押すと,購入が完了し,登録したメールアドレスにスペイン語の受付完了メールが届いた。

 さて,日本でAmazon購入すると,だいたいその日のうちにショップからもメールが届き,出荷でメールが届くのだが,スペインでの購入では,その後のメールがなかなか届かなかった。あれ,ダメだったのかな,と思ったら,配送当日に「現在配送中」というメールが届いた。その後,配送履歴を追って,ようやく配送完了が確認できた。

 この辺りのインタフェースが,日本のAmazonとはちょっと違ったので,冷や冷やしたが,どうもこの手は使えそうだということが分かった。おそろしやAmazon