jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ラムダ株が登録。どこまで変わる新型コロナウイルスの変異型【7/9追記・修正】【9/2ミュー株追加】【11/27オミクロン株情報追加】

新型コロナウイルスの変異が止まらない。WHOが,これまでの国名で呼ぶ変異ウイルスの名称を,ギリシャ語のアルファベットで呼び直すことにしたのが2021/5/31。このときは,アルファ,ベータ,ガンマ,デルタの4変異株だったが,南米ペルーでさらに変異したラムダ株というのが加わった。南米で確認された変異株「ラムダ型」 ワクチンの有効性が下がる(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース。発見されたのは2020年8月とのことだが,厄介なことに,感染力が5倍,ワクチン効果が下がるなどが報告されている。

 筆者の頭がフォローできるのはここまでで,今後どこまで変異が進むのか,極めて憂慮したいところである。ただ,言葉屋としてこのギリシャ語アルファベットがどのように付けられていくのか,やや不謹慎なところもあるが,自分の知識のまとめとして記述しておくことにする。アルファベットの一覧表と,変異株の発見国を対象した表が以下である。

【追記7/9】イプシロン株(カリフォルニア株)などを追記

【追記9/2】英語アルファベットとの対比を追加

【追記11/27】オミクロン株を追加

      変異 系統(pango) 確認
α アルファ A イギリス N501Y B.1.1.7 2020/12
β ベータ V 南アフリカ N501Y/E484K B.1.351 2020/5
γ ガンマ G ブラジル N501Y/E484K P.1  2020/11
δ デルタ D インド L452R B.1.617.2  2021/4
ε イプシロン E カリフォルニア L452R B.1.427/B.1.429 2021/3
ζ ゼータ Z ブラジル   P.2 2020/3
η イータ I イギリス   B.1.525  2020/12
θ シータ TH フィリピン   P.3  
ι イオタ I ニューヨーク   B.1.526    
κ カッパ K インド L452R B.1.617.1 2020/10
λ ラムダ L ペルー L452Q/F490S/D614G C.37 2021/6
μ ミュー M コロンビア E484K/N501Y/P681H B.1.621 2021/1
ν ニュー N  ーー      
ξ クサイ X  ーー      
ο オミクロン O 南アフリカ

K417N/N440K/G446S/

S477N/T478K/E484A/

Q493K/G496S/Q498R/ N501Y/Y505H

B.1.1.529 2021/11
π パイ P        
ρ ロー R        
σ シグマ S        
τ タウ T        
υ ウプシロン I        
φ ファイ F        
χ カイ CH        
ψ プサイ PS        
ω オメガ O        


 ペルーの変異株を「λ(ラムダ)」として,少し飛ばした枠に入れている。これはどういう意図か,少し深読みしてみると,このラムダ株はこれまでのウイルスとは「別物」という判断があったのではないかと推察するのである。 

【追記】Pango系統でいうC.37という新しいタイプ。ただし,先読みしたのではなく,すでにラムダの前のカッパまで変異株は確認されていたようだ。感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第10報) (niid.go.jp) 2021/7/6。【追記終】

 特徴である感染力の高さ,現行ワクチンが効かない可能性があるため,現行の4変異が仮に倍の8変異まで続いたとしても,その辺りまでで何とか食い止められる一方,ラムダ系は別系統のウイルスとして変異をする可能性があると見ているのではないか。

 ウイルスが変異するのは,より感染を広げるための設計図だとすると,別に変異なしでも感染がどんどん広がればウイルスの目的は達せられることになる。変異の原因が,宿主であるヒトの抵抗力が増していることだとすると,ワクチン開発・接種によって勢力拡大しにくくなった環境で,より拡大できる種が生き残っていくという進化論の話になってしまう。しかも自然に行われるのではなく,ワクチンの影響だとすると,変異種を作っているのがヒトだということになる。

 そうすると,一番最初に戻って,より強力な微生物兵器を開発しようとして,誤って外に漏れた,という情報がにわかに真実味を帯びてくる。

 ワクチン開発も,mRNA方式で変異株単位に対応できるように方針を整えた方がいいかもしれない。モデルナは現行4種対応ワクチンを量産,ファイザーはラムダ株対応mRNAワクチンの開発にシフトしてはどうだろうか。

【追記9/2】「ミュー株」国内初確認 2空港検疫で コロンビア由来の変異株 (msn.com) 2021/9/1。

【追記11/27】

【追記終】