jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

今、風邪を引く人は、新型コロナにもかかりやすいということであると認識せよ

関西から状況して40年。最初の数年は,毎年3回は風邪を引いていた。正直,東京はやはり空気が悪いと思っていた。当時は,毎日が満員電車での通勤であり,タバコを吸う人も溢れていた。学生時代に比べて,人と触れ合う機会が5倍ぐらいに増えた感じだった。

 週末にはジョギングをし,毎朝のように乾布摩擦をすることによって,自己免疫力が高まったのだろう,5年ほど経ったころにはようやく安定した。その後は3年に1回ぐらいしか風邪を引かなくなった。古い人間なのだろう,市販の新しい風邪薬よりも,昔からある漢方薬系の粉薬を早めに飲むことで,ノドの痛みも2日ほどで引くようにコントロールできた。

 家族ができてからも,風邪はあまり引かず,子供が学校で感染したインフルエンザが家に持ち込まれて感染するケースが多かった。幸い,すでに特効薬が使えるようになっており,高熱も1日で収まり,5日ほどで治ってしまうことが驚きだった。「ワクチンを接種しても感染するから意味がないし,特効薬があるから大丈夫」と言ってワクチン接種にはあまり積極的ではなかったが,親の自分が寝込むわけにもいかず,ワクチン接種で症状を軽めに抑えることができることを認識して,その後は毎年ワクチンを接種してきた。

 新型コロナウイルス禍では,2020年の感染拡大から打つ手がなく,ワクチンの接種が海外で始まったのが2020年末。日本では2021年3月からスタートした。新しいmRNAワクチンによってこれほど早くワクチンが開発されたが,副反応に対する不安が強かった。家族もワクチンに対しては疑心暗鬼だった。筆者は,副反応の割合も考えながら,家族より先に接種することで,ワクチン接種のメリットを示したいと思った。

 1回目と2回目の接種は,当時64歳ではおそらく最速の2021年7月。3回目が2022年2月,そして4回目が2022年7月と,接種券が届いてから最速で接種を受けてきた。5回目が4回目から3ヶ月で受けられるとされており,本来なら今月中にも受けられる。とりあえずまず,インフルエンザのワクチン接種を受けてから,次のタイミングで新型コロナウイルスBA変異株対応ワクチンの接種を考えている。BA.5にも対応するワクチンは12月からの予定と言われており,第8波が懸念されている現在,どう選択するかは少し悩ましい。

 2022年1月の第7波のオミクロン変異株では,風邪に似た症状で比較的軽症で済む人が多かった。このため,感染確認者が最終的には第6波のピークの4倍にも上った。現在はさらにBA.1からBA,5に変異が進んでおり,また重症化が懸念されている。インフルエンザとのダブル感染,溶連菌感染,手口足病感染,そして一般的な風邪感染と,感染症が横並びで待ち構えている。どれに感染してもおかしくない。

 屋外でのマスク着用義務を何の根拠もなく発表した岸田首相。こちらも早く朝令暮改で取り消してほしい。今,普通の風邪を引く人は,感染症に対しての対策が不十分だということである。新型コロナウイルスも,当初のツバ飛沫感染からマイクロ飛沫感染へと感染経路が拡大し,いわゆる空気感染をする点ではインフルエンザや風邪ウイルスと同様の対策が必要になっている。マスク着用で感染罹患を100%防止はできないが,飛沫拡散の防止効果は十分にある。無症状感染者や軽症で風邪症状の感染者からの感染拡大を防ぐ効果はある。冬場にかけて,インフルエンザの拡大を防止する意味も込めて,是非,マスク奨励を再開してもらいたい。

 同時に,手洗い,手指のアルコール消毒での自己防衛は必要である。また,電車や店舗,オフィスは,より強力な強制換気設備の増強をすべきであると,改めて訴えたい。世の中の感染防止対策がいい加減になっているのが,非常に気になる。

 風邪を引いたように思っても,それがインフルエンザ感染かもしれないし,新型コロナウイルス感染かもしれない。検査もあいかわらず面倒なようである。とにかく,特効薬ができるまでは,ワクチン接種を最大限受けることと,感染可能性の高い環境から逃げ回ることを考えたい。働き手としてはもうメインでもないので,わがままをお許し願いたい。そして,特効薬開発が得意な日本の製薬企業に,1日も早く特効薬の開発をしてもらいたい。