jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

くしゃみ花火が炸裂

道を歩いていても、電車の中でも、くしゃみは場所を構わず出てしまう。くしゃみ出そうになってから、出てしまうまで、おそらく2秒もないだろう。

 くしゃみマナーは、この2秒の間に態勢を準備しなければ間に合わない。ハンカチを出す暇はまずない。ならば手のひらで押さえるか、袖口で押さえるかの2択になる。手にスマホ、そして荷物を持っていては、袖口しか使えない。しかし夏場は袖がないことも多い。したがって、マスク着用は強い味方になる。

 ところが、このマスクの使い方がおかしい人が多い。最低なのは、くしゃみの時にわざわざマスクをずらす輩である。臭いによってツバやシブキ、痰が飛ぶ。これを受け止めるのがマスクだが、自分のマスクが汚れるのをきらうのか、マスクを外すのである。COVID -19時代にこれは禁止である。

 くしゃみで厄介なのは、ツバやシブキとともにマイクロ飛沫を拡散させることである。これまではあまり気にされなかったがCOVID -19コロナウイルスはこのマイクロ飛沫に乗ってでも感染する。特に感染力の強いデルタ株は、すれ違いざまの呼気を吸っただけで感染する可能性が指摘されている。したがって、マイクロ飛沫をいかに減らせるようにくしゃみすればいいかが大事なのだが、これを認識している人がごくわずかしかいないのである。

 くしゃみは一瞬のうちに呼気を排出する。仮にくしゃみの呼気の体積を1リットルだとすると、口の断面積が10平方センチとして、100cm/s。時速3.6kmである。

一方、これを塊とすると、直径6cmぐらいの風船が口の前に置かれた感じになる。これをマスクで押さえようと思っても、マスクが浮き上がってしまい、結局マスクと顔の隙間からマイクロ飛沫が周り中に広がることになる。

 ではどうすればいいかというと簡単で、くしゃみの瞬間にマスク周辺を両手で丸く押さえ、顔に押しつけるようにしてくしゃみをすることである。つまり「マスクでくしゃみエチケット」をすることである。

 しかし、世の中の大部分の人は、マスクをしていればそのままくしゃみをしても問題ない、と思っている。これが間違いである。

 繰り返し使える布マスクやウレタンマスクをする人たちは、マスクがくしゃみで汚れることを防ごうと、わざとマスクをずらしてくしゃみをしがちである。そもそも、この暑い時期に、顔を大きく覆う布マスクやウレタンマスクは、汗も吸ってしまい、衛生的にも問題がある。

 そこで筆者のオススメが「布マスク+不織布マスク+マスクインナーカバー」である 二重マスクにした理由 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/13。

 マスクインナーカバーでマスク中央は口や鼻、頬などから離れる。呼吸のたびに空気の流れがあるので、ある程度涼しい。

 口に近い側は不織布マスクなので、「マスクでくしゃみエチケット」しても不織布マスクが汚れるだけである。マスクインナーカバーがあるので、仮に多少汚れても肌に触れる部分は少ない。気になったら不織布マスクだけ交換すればいい。

 しかも布マスクやウレタンマスクで不織布マスクをしっかり顔に密着させているので、仮にくしゃみの時にマスクを押さえられなくても、単体の時よりもマイクロ飛沫の拡散は少ないのである。

 スーパーコンピュータの「富岳」はいろいろ計算してくれるのだが、結局押さえどころがいつも抜けていて、あ~あ、と思ってしまうのである。