jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マスクの使い方について個人的な意見--危うきに近寄らずば繰り返し利用を(素人の発想です)

使い捨て(ワンタイム)マスクをもう少し有効利用したい - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/3 と書いてから1年が経つ。2020年の夏場は,不織布マスク不足から布マスクが使われ,さらにウレタンマスクも使われたが,COVID-19ウイルスの感染ルートとしてマイクロ飛沫が主流であることが判明してからは,2022年現在,不織布マスクがベスト,ということになっている。
 「2歳児からのマスク着用」が一時期提案され,すぐに訂正されて「推奨」に変わったが,そもそも大人ですら,正しいマスクの着け方がいまだにできない人が多い。それを注意すると殴られたり刺されたり火をつけられたりするというとんでもない大人がいるのも事実なので,注意もできない。筆者は強権発動は嫌いだが,もう少し安全を守ってくれる組織がどこかにあってもいいのではないかと思う。警察の相変わらずの不祥事,教員の不祥事なども跡を絶たない。

 以前から言っているのだが,一般の人が朝,家を出て,電車で通勤し,混雑の中を歩き,会社で8時間滞在し,昼食で飲食店にでかけて会社に戻り,また同じルートで帰宅する,という生活をしている限り,ウイルスを持っている人との濃厚接触になるチャンスは極めて少ない。ようやく窓開けが認知された通勤電車でも,オミクロン株になってからは「風邪っぽい症状でもオミクロン株の感染の可能性が高い」と言われるようになって,医者に相談する人が増えている。ひょっとしたら,以前のインフルエンザの蔓延時よりも,咳をしながら電車に乗ってくる人は減ったような印象がある。「風邪かな?はオミクロン」なので休む--第6波での行動規範に - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/1/30。歩いているときは,同じ人の後ろを歩くことが多いので,もし咳をしている人がいれば自然と避けているだろう。一瞬,ウイルスを含むマイクロ飛沫を受ける可能性はあるが,それを15分も連続的に吸い続けることはほぼありえない。咳をしている人もいちおうはマスクを着けているし,自分もマスクを着けているからである。昼食時は少人数で飲食店に入り,パーティションのある店内で黙食。飲食店の換気も意識的に行われているはずなので,ここでも感染を受ける確率は少ない。あるとすれば,仕事帰りに飲みに行った先で,アルコールが入って気が大きくなって,マスクなし,大声会話となることだが,これもさすがに無制限に行う人はなくなっているだろうし,店側も一言言えるようになっていると思う。

 筆者的COVID-19ベター対策--1.ワクチン×3,2.換気,3.マスク - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/2/6 と総括しているが,マスクがは引き続き重要なことには変わりないと思っている。しかし,マスクの着け方がいい加減な人と,極端に神経質な人がいるように思っている マスクの付け方が子ども並み - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/9/5。

 特に,COVID-19の初期のころは,テレビのワイドショーに出てくる「感染症専門医」がマスクの着け方,外し方,捨て方について事細かに指導し,腫れ物を触るような扱いが指導されていたが,考えてみれば,それは「感染症患者と向き合う専門医や医療関係者が取るべきマスクの扱い方」であって,常にウイルス環境にいるわけではない一般人が同じ扱い方をする必要はないと指摘してきた。

 その上で,筆者は「不織布マスクの複数回利用,布マスクとの二重使用で布マスクの洗濯,感染者に接近した記憶がある場合は即処分」といった使い方で十分だと考えている。マスク外側を触らないといった指導もほとんど意味がないと思っている。

 不織布マスクの欠点の1つに,耳ゴムが外れてしまうことが挙げられる。普通に使っていても,お茶を飲んだり,食事をしたりするときに着脱を数回繰り返すことがあり,そのときにゴムが切れる(本体から外れる)ことが多い。

 二重マスクにしている場合は,内側の不織布マスクがゴムなしでは潰されてしまうので使い勝手が悪いが,布マスクだけで急場はしのげる。以前提案していた,二重マスク+マスクインナーカバーであれば,不織布マスクのゴムが切れても問題なく使える。

 そこでさらに提案したいのが,この耳ゴムの切れた不織布マスクの延命措置である。思い切って耳ゴムをすべて切り落として本体だけにする。これをマスクインナーカバー2枚の間に挟んでインナーカバー同士を固定する。ゴムでもいいが,ねじりっ子などできっちり固定してもいい。これを布マスクの内側に入れて使うのである。

 マスクインナーカバーが布マスクの内側にうまく収まり,皮膚に押し付けられて位置は固定されるので,問題なく使える。マスクの性能としては,不織布マスクと布マスクの二重マスクなので,問題ない。

 不織布マスクは可燃物だが,プラスチック製品に変わりはない。放置されても自然には分解されない。世界中でどれほどの不織布マスクが廃棄されているのかを考えると,数回は利用した方がいいと思うのである。

 何度も言うが,市販の不織布マスクでマイクロ飛沫を100%カットすることはできない。濃厚接触環境では,適切な換気を施すことが優先される。しかし,家族の感染者が出たといった濃厚接触環境が身近にない場合は,不織布マスクの複数回利用はまったく問題がないと考えている。「できれば午前中と午後は別のマスクをしましょう」などという専門医がいるが,それは自分たちのことが対象であり,一般の人には過剰な対応であると考える。

 もちろん,人とできるだけ距離を空けるソーシャルディスタンシングも引き続き重要だし,咳・くしゃみマナーをマスクをした上で行うことも,アルコールによる手指消毒,帰宅後の手洗い・うがいなどを基本的に続けることは大前提である。