jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マスクの付け方が子ども並み

COVID-19対策の一番手がマスクの正しい着用である。感染力の強いデルタ株では遮断性能に多少の期待ができる不織布マスクが推奨されており、海外では、布マスクを禁止するところもある。

 しかし不織布マスクも、隙間なく装着しなければ意味がない。相変わらず、鼻を出したり、鼻の周辺に隙間があったり、わざわざマスクをずらしてくしゃみをする人も多い。

 マスク着用習慣は日本が世界一かもしれないが、マスクマナーは最低である。これまでシツケもされていないし、他人の言うことも聞かない。どのように装着すればいいのかを理性的に考える頭すらない。

 以前、夏場の二重マスクは危険だと書いた。その時は熱中症の可能性があったからである。しかし、ようやく涼しくなったので、敢えて二重マスクを薦めたいと思う 二重マスクにした理由 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/6/13。

 内側は不織布マスク、外側は薄いウレタンマスクや布マスクでいい。ウイルスや飛沫の遮断効果は不織布マスクが担当する。外側のウレタンマスクなどは、不織布マスクが浮いたり、隙間ができたりするのを防ぐためである。したがって、伸縮性があればよく、最も性能の悪いと言われたウレタンマスクがかえって押さえ性では優れている。

 二重マスクになって、マスクインナーカバーも大活躍である。

 2020年,COVID-19コロナウイルスが拡大を続けていた時は,不織布マスクが足らず,買い占め・高額販売などのさもしい行為が世の中を激震した。感染経路もなかなか特定できないので,とにかくマスクと手洗い,ソーシャルディスタンシングが推奨された。感染症対策としての基本は今でも変わらない。

 当初は,マスクの付け方から捨て方まで,感染症専門医と呼ばれる人たちが事細かに解説していた。マスク表面に触るな,触った手から目の粘膜経由で感染する,外すときは耳紐を持って外し,ゴミ箱のビニール袋を捨てるときも空気を抜かないようにして口を閉めて,などなど。

 正直言えば,これは感染症を扱う病院やクリニックでの取り扱いマニュアルであって,これを一般家庭まで広めるのは疑問があった。我が家もみんなほぼこのマニュアルに沿った行動をし,外出時に使用した不織布マスクは即ゴミ箱行きである。

 しかし,ウイルス感染リスクの高い病院や不特定多数の集まる密集地を避けるなど現時点で通常の行動をしていれば,感染陽性者から感染飛沫を吹き付けられたり,ウイルスが存在する飛沫を吸い込んだりする危険はかなり低いと考えている。「外出したからどこかで感染者とすれ違っているかもしれないから,マスクにウイルスが付いているかもしれない」と考えて安全側に行動することは悪くはないが,それをマスクの扱い方に気をつけるだけで感染が防げる,ということにはならないのではないだろうか。

 筆者は,まず基本的にテレワークであり,オフィスに出るのは週1,その他の活動でもう1日を外出する。通常の公共交通機関での往復と,メンバーの変わらないオフィスワークなので,現時点での感染リスクはそれほど高くないと思っている。新ソーシャルディスタンシングの実践--野良犬から逃れるのと同じ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/8/31 も実践している。そして1日を振り返り,感染リスクがあったかどうかを考えて帰宅後の行動を決めている。基本的に,即シャワーを浴びる。二重マスクの外側の布マスクは洗濯。内側の不織布マスクは続投させている。マスク上のウイルスからの感染リスクに比べて,すでに呼吸によって身体に取り込まれたウイルスによる発症リスク,および家庭内でのクラスター拡大のリスクの方が桁違いに大きいと考えている。行動量の多い子供たちが,外で感染罹患して帰宅後,家庭内クラスターを発生することを最も危惧している。現時点でまだワクチン接種率が我が家でも40%と低いからだ。

 ウイルスが身体に入るのをブロックするとともに,感染陽性者がウイルスの飛沫を拡散するのをブロックするという両方の効果が期待できるマスクについて,理性的な使い方をぜひしてほしい。正直言って「子ども並み」の付け方が大半だと思うからである。