jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

自動車なんだから,停車中のブレーキは「自動車」(ハンドブレーキ)に任せてはどうですか

信号待ち時,ブレーキ踏み続けをやめよう--これが「踏み間違い」の原因だ - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/12。信号待ちで停車した際,サイドブレーキパーキングブレーキ)を使って,フットブレーキから足を離すことで,脚の疲れを少しでも減らし,踏み間違いをなくそう,という提案だった。

 今日,クルマを運転して,改めて「意識的に」サイドブレーキを使ってみることにした。脚が楽なのはもちろんだが,クルマが停止している間,停止という作業をクルマに任せたということに気がついた。つまり,「自動車」に「自分で停車を続けさせる」という作業をさせた,ということである。

 クルマは,実は「自動で動く」わけではなく,人が動きを指示している。しかし逆に,サイドブレーキを使えば,停車はクルマが「自動で停め続ける」ことができる。何も考えなくても,勝手に停車を続けてくれる。これこそ“自停車”である。

 つまり,動かす間は人が操作し,停まっている間はクルマが操作すれば,間違いは起こらない,というわけである。動かして停めるまでの操作がきちんとできるかどうかをきちんと評価するのが,運転免許制度である。しかし,信号停止も含めて,クルマが停まっている間,わざわざ人がブレーキを踏み続ける必要はない。そこはクルマに任せればいい。ブレーキの踏み続け方は審査されるわけではない(もちろん,勝手に動いてしまうようなブレーキペダルの踏み方は論外だが)。

 今回の事故は,サイドブレーキをかけず,ブレーキペダルも踏まない状態で,クルマがクリーピングしたことに驚いて,運転者が慌ててブレーキの代わりにアクセルペダルを踏み込んだのが原因だと報道された。ハイブリッド車にクリーピングが必要なのか,と思うところもある。そもそもクリーピングは,エンジン車の発進時にエンジン回転を車軸になめらかに伝えるためにオートマチッククラッチの接続をわずかに加えているものである。ハイブリッド車の発進時はモーターの回転を車軸に伝えるだけであり,クリーピングはなくてもモーターは最大トルクを車軸に伝えることができるため,不要な機能であるともいえる。長年のエンジン車のオートマチックでのクリーピングが運転者にとっては発進の遅れを少し緩和できるというために,ハイブリッド車でもわざと導入した機能である。そういう余計な設計が,今回のような踏み間違い事故を誘発しているとも言える。かなり多くの事故で,ハイブリッド車が関係しているように見えるのである。

 信号で停車したらサイドブレーキをかける,発進時にはサイドブレーキを外してアクセルペダルを踏む,という動作を基準として教えることで,あらゆる踏み間違い事故は防げる可能性があると考える。だから,停車中のブレーキは自動車に任せよう,という提案である。