jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

耳ナビ続々々報--日本製「ことナビ」アプリもご紹介

耳ナビ用のAndroidアプリの評価を続けている(耳ナビ続々報--「WeWalk」というセンサー付き白杖を使うアプリを評価開始 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/9/15)。イメージしているアプリには,なかなか出会えない。昨晩,なにげなくPCで検索していたら,和製のアプリを見つけた。NPO法人 ことばの道案内(https://www.kotonavi.jp/)が進めているプロジェクト用のAndroid/iOSアプリ「ことナビ」である。

 ことナビには2種類のアプリがある。「ことばの道案内アプリ」と「ことばでわかる駅情報」である。同NPOのプロジェクトとして,2023年現在,道案内で3019ルート,1576施設,駅情報で2662ルート,215駅が登録されている。

 医療機関や行政施設などが主に登録されており,最寄り駅からの歩き方が順番に音声で案内される。非常に細かくていねいに案内文が作成されている。この案内文の作り込みを同NPOが順次進めているようである。

 本当に目が不自由になった場合は使えるかもと思ったが,残念ながら,筆者の現在の目的には合わないようだった。開発は2004年で,それ以降も多くのメディアで紹介されているようである(ホームページ参照)。

 筆者の個人的な感想としては「ことばとして認識しなければならない情報が多すぎるかな」という印象だった。視覚が一瞬で取得できる情報を文字で表現すると,非常に冗長になる。紙の上の文字を読む場合は斜め読みで何となく内容を把握できるが,これを音声として耳で聞くと,数十秒が必要となり,飛ばし聞きもできない。リアルタイムで歩きながら耳で判断できる情報は限られている。この辺りのバランスは,提供側と受信側で感じ方が違うだろう。

 このアプリについての個人的な評価はここまでとする。ひょっとしたらお世話になる可能性もあるので,もし関心のある方がこの記事を読まれた場合は,ぜひお試しいただきたい。残念ながら筆者の自宅周辺の駅情報・施設情報がなかったことと,筆者のスマホgoogle playサイトで検索しても出てこなかったことを記述しておくことにする。上記ホームページからPCでgoogle playサイトに飛び,そこからスマホにインストールすることはできたのだが,1回目では対応機種として表示されず,なぜか2回目に表示され,インストールできた。Androidスマホのバージョンやカスタマイズが邪魔をしている可能性が高い。日本ローカルではiPhoneの方が何かと便利なのかもしれない。